第116話
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そうしないとその先にある”星層”には進めないっていうルールみたい。」
「……それと途中の道のりにはメリル達の世界の仲間が封印された封印石もあると言っていた事から、恐らくそれぞれの門の先に残りの二人の封印石が途中の道のりに一つずつあるのだろうな。」
「え……と言う事はお二人は先程の方が仰った封印石の中に封印されている人物に心当たりあるのですか?」
ケビンとリースの後に答えたバダックの話が気になったクローゼはバダックとナタリアに訊ねた。
「ええ………”聖なる焔の光”とは亡くなった私達の仲間の事で、”聖なる焔の光の真の友”とはガイ―――――マルクト貴族のガイラルディア・ガラン・ガルディオスの事で”最後のユリアの末裔”とは中将達が貴方方に話した世界の命運をかけた決戦で挑んだ私達の最後の敵―――ヴァン・グランツの妹であるティア・グランツの事ですわ。やはり二人も巻き込まれていましたのね………」
クローゼの疑問にナタリアは静かな表情で答えた後心配そうな表情で考え込んだ。
「いずれにせよ、二手に分かれる必要が出てきたわけですね。そうなると、この人数ではやや心許ないところですが……」
「でしたら……”拠点”にいる方達の力も借りた方がいいかもしれませんね。そうすれば、8人ずつの組に分かれることができますし。」
「え……で、ですが、先程の声は私とケビンにそれぞれの道を進めと……」
先への進み方にヨシュアが考え込んでいる中クローゼの提案を聞いたリースは戸惑いの表情をした。
「……いや、だからといって助っ人を連れていかれへんとは言ってなかったのも確かや。何があるかもしれへんし……ここは素直に力を借りとこう。」
「…………わかりました。よろしくお願いします。」
そしてケビンの推測を聞くと納得した。
「こちらこそ。どうします?さっそく”拠点”にいる人達をここに呼んできましょうか?」
「いや、いきなり呼んでもみんなそれぞれ準備があるやろ。多分、門の中に入ったら簡単には後戻りができへんはず……万全の準備を整えてから全員で集まることにしようや。」
その後準備を整え終えたケビン達全員は”第三星層”の入口まで転移し、ケビンと共に行くメンバーはアーシア、ヨシュア、ジョゼット、カリン、ミュラー少佐、ジェイド、アニスのメンバーに、リースと共に行くメンバーはフレン、ティータ、クローゼ、ユリア大尉、ロイド、バダック、ナタリアのメンバーに編成した後、入口の近くにある石碑に方石をかざした。するとケビンとリースに淡い光が包み込んだ。
「あ………」
「反応したみたいやな………」
リースとケビンが呟くと、固く閉じられてあった金色の門と銀色の門がそれぞれ開いた!
「準備は整ったか………リ
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