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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第142話
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示をしたナイトハルト少佐がZ組の面々と共に外に出ると暴走している”アハツェン”の部隊が自分達を撃墜しようとしている戦車と歩兵の混合部隊を相手に圧していた。



「くっ……」

「メチャクチャだねー。」

「おいおい、自動操縦ってのはあんなに高度に動けんのか?」

「昨日のエヴリーヌさん達との戦いを見た時と比べると明らかに動きがよくなっている気がするのですが……」

外の惨状を見たナイトハルト少佐は唇を噛みしめ、ミリアムは呆け、クロウとセレーネは信じられない表情で見つめながら呟き

「あ、あり得ないわ……!あんな複雑な制御が今の技術でできるはずが……」

アリサは驚きの表情で二人の疑問に答えた。



「でも、機械の魔獣……いえ―――”人形兵器”の技術を応用すれば不可能じゃないわね。」

「……!?」

「教官、まさか例の”結社”が……!?」

「ええ、一枚噛んでる可能性は高そうね……」

「!?なんだ……!?」

外の部隊と戦っていたアハツェンの部隊は突如一斉に方向転換し、演習場の方へと向かった。



「あれは……昨日の演習場の方面!?」

「くっ……何のつもりだ!?」

アハツェンの行動を見たリィン達はアハツェンの後を追って行った。



「ええい!一体何が起こっている!?どうして無人の戦車が勝手に動き始めるのだ!?」

一方その様子を高い場所から見つめていたガレリア要塞の司令―――ワルター中将は怒りの表情で声を上げ

「そ、それが……昨夜、この司令部から整備班にCユニット搭載の命令が送られたらしく……」

「馬鹿な……!そんな命令は出していない!と、とにかく一刻も早く鎮火と混乱収拾を行うのだ!それから第四機甲師団に応援要請を――!」

部下の報告を聞いて驚いた後慌てた様子で指示をした。



「くっ……!」

「どうしますか……!?」

自分達の追跡を振り切ったアハツェンの部隊にナイトハルト少佐は唇を噛みしめ、リィンは判断を促し

「さすがに馬でもないと追いつけなさそうだが……アルバレア号ではせいぜい二人くらいしか乗せられん。」

ユーシスは真剣な表情で考え込んでいた。



「でも……どういうつもり……?」

「んー。何か狙いがありそうだけど。」

「だ、だがこのまま放っておくわけにも……!」

「―――ここは我らに任せよ!」

「この声は……」

「と、父さん!?」

リィン達が判断に迷っていると逞しい声が聞こえ、声を聞いたリィン達が振り向くとアハツェンの部隊を率いたクレイグ中将率いる第四機甲師団が現れた!



「閣下……!」

「要塞司令部から状況は聞いた!暴走し
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