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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第141話
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い、随分と良い動きをしているじゃねぇか。」

「――――”六銃士”。どうやら報告で聞いていた以上の人物達みたいね。短期間で警察と警備隊をここまで鍛え上げるとは、正直驚いたわ。」

警察と警備隊の動きを見たエリゼは安堵の表情をし、レクターとキリカ補佐官は感心し

「フフ、まさかヴァイス殿―――いや、”六銃士”達がここまで部下達の育成が上手いとは想像できませんでしたね……」

「ああ……」

ユリア准佐とミュラー少佐は静かな笑みを浮かべていた。



「……あ……どうやら奪われたタワーの制御も何とかなるかもしれません。」

「なに……!?」

その時端末を操作していて何かに気付いて報告したティオの報告を聞いたダドリーは驚いてロイド達と共にティオを見た。



「へえ……これはこれは。」

「ハッ………てめぇがボクのベースを滅茶苦茶にした犯人か!ゼッテー許さねえ!吠え面かかせてやるっ!」

「あはは、威勢がいいなぁ。」

電子世界でヨナのアカウントと謎の声のアカウントは対峙していた。

「……そこまでです。大人しくタワーの制御を解放してもらいましょうか。」

その時ティオのアカウントが現れた。

「うふふ、仕方ない。まあ、ほんの暇つぶしだったし愉しめたから満足かな。それじゃあせいぜい死なないように頑張ってね♪」

「ああっ!?」

「そちらは後です!早くタワーの制御を!」

そしてティオはヨナと共にタワーの制御を戻すために端末を操作し続けた。



「ヨナ……戻ってきてくれたのか!」

「ええ、どうやら今日の便で帰ってきたみたいですね。」

明るい表情のロイドの言葉にティオは頷き

「―――やりました。タワーの制御を解放します。」

そして静かな笑みを浮かべたティオが言うとシャッターが開いた!



「やった……!」

「凄い……!私より一つ年下の女の子がこんな事ができるなんて……!」

「エレベーターは使えるか!?」

シャッターが開く様子を見たユリア准佐とエリゼは明るい表情をし、ダドリーはティオに尋ねた。

「ええ、ロックは解除しました。……どうやらテロリスト達は既に降りたようで、エレベーター全基が使える状況です。」

「ならば私達はVIPの護衛に戻った方がよさそうね。」

「ああ。爆弾の解除の手伝いも必要ないみたいだしな。」

ティオの報告を聞いたキリカ補佐官とレクターはそれぞれ判断し

「―――そちらはどうか、テロリストたちの追撃を!今なら何とか捕まえられるかもしれません!」

ユリア准佐はロイド達を見つめて言い

「承知した……!」

アリオスは力強く頷いた。



「バニングス!我
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