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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第140話
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ボーン宰相は真剣な表情で黙り込み、ロックスミス大統領は驚きの表情で声を上げた。



「ご安心を!砲撃にも耐えられる特注の強化ガラスです!ですが念のため全員、おさがり下さい!」

そしてディーター市長の警告を聞いた首脳陣は下がり、飛行艇は上昇し、騒ぎを聞きつけた各国の将校達が会議室に入って来て首脳陣に駆け寄った。



「殿下、ご無事ですか!」

「ええ、何とか……」

ユリア准佐の言葉にクローディア姫は頷き

「リフィア殿下、レン姫。お怪我は?」

「大丈夫だ。」

「レンも大丈夫よ。」

真剣な表情のエリゼに尋ねられたリフィアとレンはそれぞれ頷き

「リフィア殿下、迎撃しますか?」

シェラ元帥はリフィアに判断を仰いだ。



「いや、今は余達の護衛に専念しろ。奴等を相手するのは余達ではない。」

「了解しました。」

「今のは……ラインフォルト社の高速艇か。」

「ああ、間違いないだろう。」

ミュラー少佐の推測にオリヴァルト皇子は頷き

「もう一隻はヴェルヌ社の軍用ガンシップですね……」

「ええ、連中に奪われたことは報告にありましたが……!」

キリカ補佐官の呟いた言葉にカルバード軍将校は頷いた。するとその時ダドリーが部屋に入って来た。



「皆さん、ご無事ですか!」

「ああ、何とか……」

「しかし連中はどこへ……」

ダドリーの言葉にマクダエル議長は頷き、ディーター市長は考え込んだ。するとその時



「……ふむ。聞こえているようだな。―――会議に出席されている方々。我々は『帝国解放戦線』である。」

「―――同じくカルバードの旧き伝統を守るために立ち上がった『反移民政策主義』の一派の者だ。」

共和国のテロリストの声と共にギデオンの声が聞こえて来た!



「なんだと……!?」

「エレボニアとカルバードで活動しているテロリスト集団……!?」

「フフ、まさか白昼堂々と仕掛けてくるとはね。」

「それにこの声は確かヘイムダルの地下で対峙した……!」

「やれやれ……性懲りもなく仕掛けてくるとは呆れたものじゃな。」

相手がテロリストと知ったアルバート大公は声を上げ、遊撃士協会から出向しているアリオスと同じオブサーバーの立場のイアン・グリムウッド弁護士は信じられない表情をし、レンは不敵な笑みを浮かべ、ギデオンの声を聞いたエリゼは血相を変え、リフィアは呆れた表情で溜息を吐いた。



「この度、我々は互いの憎むべき怨敵を討たんがため共に協力することと相なった。―――覚悟してもらおう!”鉄血宰相”ギリアス・オズボーン!」

「ロックスミス大統領!貴方にはここで消えていた
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