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もう一人の八神
新暦76年
memory:04 正しいこと
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っては考えてもどうしようないことやけどつい考えてしまう。

あの日…六課襲撃の日、もしかしたら六課が半壊されることはなかったかもしれん。悠莉が言ってくれた言葉を…民間協力者になって一緒に守りたいという言葉に頷いていれば、六課も…そして悠莉もヴィヴィオもあんなことにならんやったかもしれん。悠莉の言葉はとても嬉しかった、戦力にもなると思ってしまった、せやけど、それと同時に私の弟に怪我をさせたくない、傷ついてほしくなかった。せやから悠莉に言いかせてカリムのおる聖王教会で待ってもらうことになった。

……結果だけ言ってしまえば全部傷つけてしまったんやけどな。
命がけで守ってくれて怪我をした六課のみんなや誘拐されてしまったヴィヴィオ。そして、私のせいでただ見ていることしかできず自分を悔やんだ悠莉。聖王病院でみんなの姿を見た瞬間、悠莉の雰囲気が殺伐としたものに変わった。いろんな感情がごちゃ混ぜになった目に涙を浮かべながら、今にも暴れだしそうなほどひどく荒れていた。フォワードメンバーやヴィータにシグナムが何とかしてくれんかったら悠莉は……

最終決戦の最中に問題が起こっていた。
それは第三者の介入だった。報告によれば、その人物はバイザーをかけた男性とも女性とも取れる容姿だったらしい。目的は不明。ただ、管理局に敵意はなく、ミッド地上に現れたガジェットを破壊した。

その人物はエリオとキャロの前にも現れた。
召喚虫たちを気絶させ、ルーテシアにかけられていた洗脳を一瞬で解いたらしい。話を聞こうとしたが二人を一瞥して消えてしまったという。

そして、その姿を見たもう一組で、唯一言葉を交わしたなのはちゃんとヴィヴィオ。
交わした言葉の内容は話してもらえんかったけど、レイジングハートに残されていた映像を見た。そこには驚くなのはちゃんと聖王状態のヴィヴィオを拘束して砲撃を放とうとする謎の人物。

『もう嫌なんだ…大切な誰かを失うのはもう! だから助けるんだ! ―――咎人たちに、滅びの光を。星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ。貫け! 閃光! ……ヴィヴィオ、防御を抜いて、魔力ダメージでノックダウンさせる。ちょっと痛いかもしれないけど我慢できる?』

『うん、大丈夫、だから…私を助けてっ!!』

『うん……行くよ! スターライトォ! ブレイカー!!』

映像はここまで。
謎の人物に関するものはこれ以外にはなかった。映像をもう一度再生しようとしてもレイジングハートに細工がされてたらしく、謎の人物に関するものだけがきれいさっぱりと無くなった。目撃した局員も同じようで、謎の人物に関する情報が消えていた。いまあるのは多くの局員の目撃情報だけとなった。

後々にその謎の人物が分かった。
悠莉だった。原因はヴィヴィオがうっかりフェイトちゃんに口を滑らせ
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