新暦76年
memory:04 正しいこと
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ぉ……。で、でも本当になのはママとユーリ、一体何をしてるんだろ……?
真っ赤な顔を俯かせながらもなのはママたちのことが気になった。
「? 何を想像したんか気になるところやけど、ヴィヴィオはなのはちゃんと悠莉のことが気になるんやろ?」
「は、はぃ……って、はやてさん、なのはママたちが何してるか知ってるんですか!?」
「大方やけどな。何やったら確かめに行こか?」
「えっ…でも……」
「バレんかったら大丈夫や」
「行っておいで。もしもの時は私たちも一緒に謝るから、ね」
躊躇っているとフェイトママが背を押してくれた。
回りを見ても皆さん頷いてくれた。
はやてさんと一緒になのはママとユーリを探しに歩いていた。
「はやてさん、なのはママとユーリがやってることに心当たりあるんですよね? それって一体……」
「あー…それな、機会があるたんびなのはちゃんに…というか、フェイトちゃんやティアナ、キャロにもやな、お願いしとるみたいなんよ」
「お願いですか?」
頷くはやてさん。
だけどその表情は、どこか自分を責めているようなものに見えた。
「ミッド式の魔法を教えてもらっとるんや」
……え?
「知っての通り悠莉の魔法術式が近代ベルカやろ? 使えんことはないから学んで今よりも強うなろうとしとるんよ」
「え…でも、ユーリって強いし、私たちの知らない魔法使えるし……」
「確かにな。でもな、ユーリはそれらを公に知らせとうないみたいなんよ。それに本人曰く、『郷に入れば郷に従え』、らしい。あとは……」
「あとは?」
はやてさんが続きを言おうとしてると、
「―――着いたみたいやね」
「え? ……あっ!」
爆音とは言わないけど、それなりに大きな音が聞こえた。
少し開けた場所で二人は対峙していた。
そして桜色と明るすぎる水色の光弾が、まるで流星のように乱れ飛んだ。
結局、はやてさんに聞こうと思ったけど、なのはママとユーリ、二人の魔法を見た瞬間、それをすっかり忘れてしまった。
-side end-
-side はやて-
「アクセルシューター!」
「アステルシューター!」
桜色と水色の光弾を操る二人を見る。教導官の血が騒ぐのか、嬉しそうに相手をするなのはちゃん。喜々として成長を実感し、今よりもさらに上へ行こうと必死に食らいつく悠莉。
「わぁ〜〜!!」
そして、そんな二人に目を奪われるヴィヴィオに目を向ける。
運がいいのか悪いのか、悠莉たちを見つけたから言えずになったけど、これはよかったことなんやろか。……わからん、でも言わなくてよかったと思ってしまっている私がおるんは否定できへん。
今とな
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