第28話
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ったみたいですね。」
「うん、さすがに年齢が近いだけはあるわね。まあ、ミントは正確に言えば違うんだけど。でも、レンちゃんとティータ、ミントの組み合わせかぁ。微妙に不安なトリオね。」
3人の様子を微笑ましい様子で見送ったクロ―ゼの言葉に頷いたエステルは呟いた。
「あら、どうしてですか?」
「いや、だって……。ティータって押しに弱そうだし。レンちゃんに色々と振り回されそうな気がしない?ミントも元気が良いから、レンちゃんと一緒に振り回しそうな気がするのよね………普段は良い子だけど、まだ子供のようなものじゃない。」
「確かに……」
エステルの話を聞いたクロ―ゼは苦笑しながら頷いた。
「そういやエルナン。あの子の両親の名前はちゃんと聞き出せたのか?」
「ええ、何とか。クロスベル自治州に住む貿易商のご夫妻のようですね。名前は、ハロルド・ヘイワーズとソフィア・ヘイワーズだそうです。」
「クロスベルの貿易商、ハロルド&ソフィア夫妻っと……。うん、手帳にメモしたわ。」
アガットに尋ねられて答えたエルナンの話を聞いたエステルは手帳にメモをした。
「こちらもオーケーだ。脅迫状の調査と合わせて聞き込みを始めるとするか。」
「打ち合わせ通り、エステルさんはエレボニア・カルバード大使館とグランセル城、リベール通信社を当たってください。各大使館については、ジンさん、オリビエさんに協力をお願いします。」
「フッ、任せたまえ。」
「要するに、大使さんに紹介すりゃあいいわけだな。」
エルナンに言われたオリビエとジンは頷いた。
「グランセル城については殿下、お願いします。エステルさんに、しかるべき方を紹介してあげてください。」
「はい、分かりました。………ただ、シルヴァン皇帝陛下達と会えるかは保証できませんが……」
「シルヴァン皇帝陛下達に関しましては今は前と違って、リフィア殿下達がいる訳ではありませんから仕方ありません。シルヴァン皇帝陛下達は可能ならばでいいですので。リベール通信社については、言うまでもなくエステルさん自身が一番の適任ですね。」
「うん、ナイアルに聞いてみるわ。」
エルナンに言われたエステルは頷いた。
「残りの大聖堂、飛行船公社、ホテル・ローエンバウムですが……。アガットさんにまとめて調査をお願いします。」
「ああ。その方が効率がいいだろう。」
「それじゃあ、レッツ・ゴー!」
そしてエステル達は調査を開始した…………
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