第28話
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はシードに確認した。
「ああ、盗聴を避けるためにも導力通信は使わないでほしい。実は本日から、エルベ離宮に警備本部が置かれる予定でね。ご足労かとは思うがそちらにお願いできるかな?」
「うん、わかった。それじゃあ、調査結果の報告はエルベ離宮に直接届けるわね。」
「よろしく頼むよ。」
そしてエステル達はシードを見送った後、エステル、ジン、オリビエ、クローゼが両国の大使館とグランセル城、リベール通信社を回り、アガットがそれ以外の場所を1人で調査するという分担になり、ミントはエステル達が留守にしている間に一般の依頼が来た際、そちらの対応をする為にギルドに待機となった。
「それじゃあ、あたしたちはちょっと出かけてくるわ。ミント、ティータ、レンちゃん。悪いけどお留守番頼むわね?」
「それなんだけど……。レンはティータ達と一緒にお買い物に行くことにしたわ。」
「へっ!?」
レンの言葉にエステルは驚いた。
「ご、ごめんね、お姉ちゃん。レンちゃんがどうしても百貨店に行きたいらしくて……」
「ミントも誘われちゃって、つい………」
驚いているエステルにティータとミントは申し訳なさそうな表情で答えた。
「あら、心外ね。ティータとミントも、ぬいぐるみとか見てみたいって言ってたじゃない。」
「あう……。レンちゃんったらあ。」
「むう……3人の秘密って、さっき言ったばかりじゃない〜。」
口元に笑みを浮かべて答えるレンにティータは無邪気に笑い、ミントは頬を膨らませて答えた。
「う、うーん……。いつレンちゃんのパパたちの情報が入るか分からないから待ってて欲しいんだけど……それとミントはあたし達がいない間、入って来た依頼の対応をお願いしたいのだけど……」
「ジー……」
「「じー……」」
エステルの言葉を聞いたレン、ティータ、ミントの3人は恨めしそうな目線でエステルを見た。
「うっ……。トリプルでその目はズルイわよ。」
「いいんじゃねえのか?ティータが付いてりゃ買い物くらい大丈夫だろ。」
「それに2人の護衛としても、ミントさんがちょうどいいと思いますしね。」
3人に見られたエステルは弱めの抵抗をしたが、アガットやエルナンは賛成の様子だった。
「うーん……それもそっか。ミント、ティータ、レンちゃん。あたしたちも夕方には戻るからそれまでには戻ってきなさいよ?それに王都は広いから、迷子にならないよう気を付けるように。」
「はーい!」
「うん、まかせて♪それじゃあレンちゃん、ミントちゃん。さっそく出かけようか?」
「ええ、もちろんよ。お姉さんたち、またね♪」
そして3人はギルドを出た。
「ふふ、すぐに仲良くなっちゃ
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