暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
3章〜狂ったお茶会〜 外伝〜始まりし天使のお茶会〜
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達、メンフィルがリベールに恩を売れるいい材料があるんだから、ちゃんと活用しないとね♪」

その頃、数日前にリウイ達と共に大使館に帰還したレンはメンフィルの諜報部隊によって発見されたクーデター事件以降行方をくらませた特務兵達やカノーネの写真を見て、小悪魔な笑みを浮かべていた。そしてカノーネ達の写真とは別に分けてあったある人物――ケビンの報告書に貼ってあるケビンの写真を見た。

「クスクス………ついでにレンのママに関係のない事で責める人達には、レンが娘としてお仕置きする必要があるわね♪」

そしてレンはさらに分けてあった報告書に書かれてある、ある人物の活躍を読んだ後報告書に貼ってある写真――エステルの写真を手に取った。

「エステル・ブライト………随分お姉様達がお世話になったようだし、ここは妹として挨拶をしないとね♪後少しで会えるわね♪エ・ス・テ・ル♪」

自分以外誰もいない部屋でレンは一人、エステルの写真を見て小悪魔な笑みを浮かべていた。

「………さて、レンもそろそろグランセルに行こうかしら。………プリネお姉様達はお姉様の使い魔の探し人が発見されたクロスベル。リフィアお姉様達はミルスでユイドラとの交流の件の大切な会議。お姉様達はそれぞれ立派に働いているんだから、レンもメンフィルの為に働かなきゃね♪”下準備”も終えたし………うふふ………楽しい”お茶会”になりそうね♪」



そしてレンは小さな鞄に持って行く物を入れた後、リウイ達に外出する事を伝えた後、転移魔術を使ってリベールの王都――グランセルに転移した…………

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