第25話
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」
「ヘッ……。行ってみるしかなさそうだな。」
キリカの話を聞いたエステルは頷き、アガットも頷いた。
「それじゃあ決まりだな。ツァイスでの用事を済ませたら王都行きの定期船に乗るとしよう。」
「オッケー……って。ひょっとしてジンさんも付き合ってくれるの?」
「おいおい、どうして俺がわざわざ戻ってきたと思ってる。ヴァルターの件もあるしヨシュアだって見つけるんだろ?とことん付き合わせてもらうぜ。」
「ジンさん……ありがとう。」
「正直、あんたが協力してくれると助かるぜ。あのグラサン野郎には痛い目に遭わされたからな……。よかったら稽古をつけてくれ。」
「はは、お前さんにしちゃあずいぶんと謙虚な発言だな。あの威勢の良さはどうしたんだ?」
「ふん、テメェの実力が判らないほどガキじゃねえさ。」
ジンの指摘にアガットは苦い表情になって答えた後、ある事に気付きエステルに言った。
「それとエステル………時間があったらでいいんだが、お前の使い魔とやらと一度戦わせてくれないか?」
「はあ!?」
アガットの話を聞いたエステルは声を上げて驚いた。
「4人で戦ったとはいえ一人一人、あのグラサン野郎と対等以上にやりあったんだ。奴らと戦う事で何かの足しになるかもしれないしな。」
「う、う〜ん………(みんな、どうかな?)」
アガットの話を聞いたエステルは悩んだ後、念話を送った、
(私は援護専門だから、遠慮しとくわ。)
(私は断固!遠慮します!元々私は、戦いはあまり好きじゃないんです〜!)
(フッ………この我の動きに少しでもついて来れるなら相手をしてやろう。)
(まあ、ここ最近は対人戦はあまりやっていなかったから、これを機に模擬戦をするのも悪くないわね。)
エステルの念話にパズモやテトリは遠慮することを伝え、サエラブとニルはやる気がある事をエステルに伝えた。
「えっと………パズモとテトリは嫌って言っているけど、サエラブとニルは別にいいって言っているわ。」
「サエラブとニルというと………でかい狐と天使か。へっ、どっちも前衛の戦いをしていたから俺の相手にはちょうどいいぜ。」
エステルの説明を聞いたアガットは不敵な笑みを浮かべた。
「お姉ちゃん、ミントちゃん、アガットさん。わたしも……付いて行っちゃダメですか?」
「「えっ……!?」」
「な、なにぃ!?」
突如言い出したティータの申し出にエステルとミント、アガットは驚いた。
「えっと、これからも『ゴスペル』とか変な装置が使われることがあると思うんです。わたし、そんな時だったら少しは役に立てると思うから……。お願い、連れて行ってください!」
「で、でも……」
「
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