欧州へ
訓練
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魔法の使い道は怪我を負った人間に使うもののはず。
守ると言うから私たちみたいに空を駆け回り、ネウロイと戦った方がいいのではないかな?
それとも、彼女は全く違うなにかを求めているの?
それはそれで興味深いね。
「一人でも多くの人を助けたいんです!」
守りたいに助けたいか。
私の疑問は今はいいかな。
それよりもこの子の可能性にかけてみようかな。
「わかった。使い方は教えてあげる」
「ありがとうございま「その代わりに、私の部隊にも所属してもらうけどいい?」・・・」
さすがに無理かな?
でも私としてはその潜在能力を使ってほしい。
私たちとともに空を駆け回ってほしい。
そうすれば宮藤さんの願っている守りたいにもつながってくるはず。
「そう深く考えないでよ。世の中はgive&takeでしょ」
「・・・それは戦わないといけないことですか?」
「確かに戦うよ。でも、戦った分だけ人を守れるよ」
「そうですか・・・わかりました。私を根岸さんの部隊に入れてください」
「はいっ!ようこそ119航空隊、通称『はやぶさ』へ」
翌日 赤城 甲板
現在は六時四〇分。
通常の起床時刻よりも早いが、私は昨日の約束を果たすために甲板に来ています。
訓練ということなので私は二種軍装を着てここにいます。
えっ、一種軍装ですか?
あんな堅苦しそうなもの来たくありません。
「根岸さん!おはようございます」
「おはようございます」
昨日の張り切りようから見て、きっとじっとしていられなかったんでしょうね。
入隊直後の私と同じタイプだね。
「それじゃ、訓練しようか」
「はいっ!」
私のやる訓練は至ってシンプル。
治癒魔法を上達させるのなら魔法力のコントロールができるようにならないといけない。
魔法力のコントロールは、意識を一点に集中させる。
決して焦ることなく行うことでうまくコントロールできるようになるはず。
最も大事なのは試行回数だとおもう。
回数を重ねることによって、その分上達するはず。
まぁ、習うより慣れろってことだよ。
このあと一時間ほど訓練した後に私と宮藤さんは分かれた。
そして私たちはこの訓練をブリタニア到着の前日まで行った。
つまり、一か月間もの間も訓練をしてきたのだ。
その間に私は、扶桑海軍に電報を打ち、宮藤さんの入隊の件を伝えた。
上層部としてはそのまま連合軍第501航空隊へ所属させようとしたのだが、そこに待ったをかけさせてもらい、宮藤さんの意思を尊重することにしたのです。
そして私は赤城に宮藤さんを残し、ブリタニア軍部に着任報告を行うために発艦したのです。
着任報告は
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