野良猫と吸血鬼妹
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「アハッ」
「にゃ?」
どうしたんだ? フラン?」
「なんで?」
「にゃん……?」
「なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?」
「にゃ!?」
まさか、これは。
「アハッ……みんな、フランのことをワカってくれない。もう、全部コワレテしまえ!」
「ニャ!?」
やばいにゃ! 何がやばいかはわかんにゃいが、ここにいるのは危険だにゃ。早くここかあら逃げにゃいと死ぬニャ!
だけど相手は吸血鬼、どうやって逃げるにゃ!? どうする!
「アハッ♪アハハハ」
フランの能力は効かにゃいが普通に攻撃されたら死ぬニャ。万事休すかニャ?
「アハッ♪ 先ずはスカーレット二世、あなたからよ!」
ここまでかニャ……次生まれ変わるにゃら普通の猫に生まれたいにゃ――
「あれぇ? 目なんか瞑ってないで開けてよ、そうしないと絶望に浸った顔が見れなくなるじゃない」
「うっせーな。ぐだぐだ言ってんじゃねーよ。やるなら早くやれにゃ」
にゃ、やっちまったニャ。うっかり喋ってしまったニャ。
「アハッアハハハ。なら、望み通りコロシテあげる! 禁忌【レ―ヴァテイン】」
咄嗟に出た言葉のせいでフランを怒らせてしまったニャ……口は災いの元……かにゃ。
「アハッアハハハ」
魔剣の風を切る音がにゃが輩に近づいてくる……もうすぐ、あいつのとこ逝けるのか……まっててくれにゃ。
――ビュンと風を切る音と共に枝のような杖のような剣のような物が振り落とされた。
つづく
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