第1章 旧校舎のディアボロス
接触
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映画か。イッセーが見に行こうとしている作品は・・・。
「確かこの映画は信奈も見たがっていたやつだよな?」
信奈が見てみたいと言った映画だ。
「ええ、そうよ!早く行きましょ!」
手を引っ張られるようにして、中へと入って行く。やはり年相応の女の子だ。可愛い。
映画が終わると次はショッピングのようだ。小物屋さんへと入って行く。
「うぅ〜」
信奈の方を見ると泣いている。
出るときにこの作品を見た人を見ていると・・・泣いている人が多かった。つまり信奈もその中の一人ということだ!
「泣くな。次、行くぞ!」
涙をポケットから出したハンカチで拭いてあげて、俺たちもイッセーの入った店内へと入店した。
中々高価なネックレスを信奈にプレゼントした。
偶然にも信奈から俺がプレゼントしたネックレスと、同じものを貰った。お互いにそのネックレスをつけてデートをした。
夕暮れ時、人気のない噴水のある公園へ着いた。
「信奈、気をつけろよ」
「わかってるわ」
俺たちは茂みに気配を完全に消して隠れる。
堕天使がそろそろ行動に移すと思ったからだ。
案の定その行動に移った
堕天使はイッセーと手を繋いでいたが手を解いて、噴水の方へ急ぎ足で歩いて行き、イッセーの目の前に立つ。
「私のお願い聞いてくれないかな?」
「なにかな?」
どうせイッセーの事だからエロいことを考えてるのはわかってる。おおよその見当はつく。だが、お前の思うようにはいかんと思うぞ。
刹那、服が脱げていき、堕天使の象徴ともいえるカラスに似たような羽が背中から生える。
「空は見たら怒るわよ!」
「はい」
信奈から見たらダメだと言われるがもう遅い。見てしまった。
「死んでくれないかな?」
堕天使の笑いながら高らかに言った。
「楽しかったわ。あなたと過ごした初々しい子供の日々」
手元には光の矢。
その光の矢は投げ飛ばされる。俺と信奈は飛び出して、信奈は聖剣創造で聖剣を作り出し、光の矢を切り刻む。俺は堕天使の顔面を殴り飛ばす。
ゴッ!
派手な音を鳴らし、堕天使を後方へ吹き飛ばす。
「ぐはっ」
後ろから聞くはずのない、イッセーの吐血したような声が聞こえる。
「レイナーレ様、殺したっス」
イッセーの後ろには堕天使の羽を生やしたゴスロリの金髪の女がいる。
「ここは一度引くわよ」
それだけ言うと、レイナーレとゴスロリ女の二人の堕天使は空を飛んで何処かへ消えていった。
「あなた達は誰かしら?」
噴水の方から声がする。聞いたことのある声だ。そうそれは・・・リアスグレモリーだ。俺の主様でもある。
「・・・波風空だ
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