第112話
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「……確かにその可能性もあるでしょう。ですが、それだけでは説明できへんことがあまりにも多すぎるのが確かです。」
「”敵”………そして異界化した王都か。」
「………加えて悪魔の実体化や属性の影響の変化などもあります。そのあたりが説明できるまで結論は急がない方がいいかと………」
「ふむ………確かに。」
ミュラー少佐とリースの説明を聞いたユリア大尉は静かに頷いた。
「しかし、そうなると………まずは異界化した王都の謎を解明するのが先決のようですね。」
「ああ、その通りや。エステルちゃんのことが心配やとは思うけど…………君も協力してもらえるかな?」
「………元より、そのつもりです。みんなが巻き込まれている以上、他人事ではいられませんし………何よりエステルや、もしかしたら僕達同様今回の出来事に巻き込まれている姉さんとレーヴェを探すにはケビンさん達に協力するのが一番の近道のようですから。」
「ヨシュアお兄ちゃん………」
「ふう………ま、仕方ないか。」
「よっしゃ!あらためてよろしく頼むで。」
その後ヨシュアを仲間に加えたケビン達はメンバーを再編成し、ケビン、リース、ヨシュア、ロイド、アニス、ジェイドのメンバーで探索を再開し、特に新しく行けるようになった所はなく、そこでヨシュアが自分の封印石があった場所に一度行ってみたいと言ったので、再びアリーナに向かった。
〜グランアリーナ〜
「ここに僕の封印石があったのですか………」
「ああ。あの時は大変やってんで。まるでお約束のごとく敵がババーンと登場してな……」
ヨシュアの言葉にケビンは苦笑しながら答えたその時、ケビン達の目の前に妖しげな光陣が現れた!
「んなっ!?」
「……………ケビン?また?」
「さっきも言ったけど偶然!偶然やから!オレのせいやないって!」
ジト目のリースに睨まれたケビンが必死に弁解していると、大型の人形兵器らしき全身が機械でできている敵が現れた!
「な、なんだこいつは……!?機械仕掛けの……人形……?」
「まさか……結社が開発した新たな人形兵器か……!?」
見た事もない敵の登場にロイドは驚き、機械仕掛けである事から結社の人形兵器と推測したヨシュアは厳しい表情で敵を睨んだ。
「!?ちゅ、中将〜!あれって確かディストの……!」
「やれやれ……先程現れた大型の敵を考えれば”こういう事態”になる事も予測していましたが……まさかよりにもよって鼻垂れディストのポンコツが現れるとは。元の世界に帰還した後アレを創った本人に折檻しなければなりませんね。」
一方見覚えのある敵の登場にアニスは驚き、ジェイドは溜息を吐いた後真剣な表情で敵を睨んだ。
「
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