第111話
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「私達とは別の人物も単身私達と同じ目的―――世界を守る為に私達とは別の戦いに挑んだ事から、世界を救った私達はいつの間にか人々から”七英雄”と称されたのです。」
「”七英雄”………」
「ふえ〜……お二人って、凄い存在なんですね……」
ジェイドの説明を聞いたリースは呆け、ティータは驚きの表情でアニスとジェイドを見つめた。
「フム……と言う事は残りの五人もお二人のように”影の国”のどこかにそれぞれの封印石があるかもしれませんな。」
「―――いえ。先程も言ったように一人は最後の戦いに挑んだメンバーではありませんでしたから、恐らく彼は巻き込まれていないでしょう。そして……私達のメンバーの中の一人は既に死亡しましたから、巻き込まれている可能性はありえません。よって封印石に封印されている私達の関係者の人物は可能性としては後3人ですね。」
ケビンの推測に対してジェイドは眼鏡をかけなおして答え、ジェイドの答えを聞いたケビン達はそれぞれ驚いた。
「す、既に死亡したって………」
「……もしかしてその方はその最後の戦いとやらで亡くなられたのですか?」
我に返ったティータは信じられない表情をし、ユリア大尉は複雑そうな表情で訊ねた。
「…………」
「…………ええ、そんな所です。」
ユリア大尉の質問にアニスが辛そうな表情で黙り込んでいる中ジェイドは静かな表情で頷いて答えた。
「そうだったのですか………立ち入った事を聞いてしまい、申し訳ありません。」
「いえいえ、貴方は当然の疑問を聞いただけですから、どうかお気になさらないでください。」
そしてミュラー少佐に謝罪されたジェイドはミュラー少佐を慰めるかのように微笑みを浮かべて答えた。
「ふむ………いずれにせよ、このまま探索を続けましょう。当面は王都に何があったのか解き明かす必要がありますし。」
「ああ………そうだな。」
「よければ自分も同行させてもらいたい。この異常事態、まずは身をもって把握しておきたいからな。」
その後ミュラー少佐を仲間に加えたケビン達は探索を再開した所、昼間だった王都が夕方に代わり、今まで行けなかった所が行けるようになった。そして探索を続けていた所なんと元・空賊で今は運送業をしているカプア一家の愛機――”山猫号”を見つけ、探索した所封印石を見つけたので中にいる人物を解放するために庭園に戻って、封印石を解放した。
「ふむ………あの小娘か………」
「兄貴たちの方やなかったみたいですね。」
光の球の中から現れようとした人物を見たミュラー少佐とケビンは呟いた。そして光の球は消え、そこから以前と違いバイザーを身に着けたジョゼットが現れた。
「う、う〜ん………キール兄、ド
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