外伝〜一角候との邂逅〜
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を見て驚いた。
「ペルル?知っているのですか?」
「う、うん………昔、ボクと一緒にセリカの使い魔をやっていた魔神でセリカを逃がすために『狭間の宮殿』に残って『神の墓場』に飛ばされたはずなんだけど………」
プリネに尋ねられたペルルは信じられない様子でアムドシアスとの関係を説明した。
「む?どこかで見た事のある羽娘だな。」
「ひっど〜い!ボクの事、忘れたの!?」
アムドシアスの言葉を聞いたペルルはアムドシアスを睨んだ。
「とりあえず、ペルルの話は後で聞くとして………音楽を聞かせれば、王女は解放してくれるのですね?」
「………この我を感動させられればな。」
静かに問いかけるプリネの問いにアムドシアスは頷いた。
「わかりました。………ツーヤ、例の物を。」
「はい。マスター。」
そしてプリネはツーヤから街で買ったヴァイオリンを受け取った。
「ほう………ヴァイオリンか。フム。”闇夜の眷属”の者が何を弾くかと思ったがよりにもよってそれとはな………生半可な曲を聞かせたら、承知せんぞ。」
「…………始めます。」
そしてプリネはヴァイオリンで演奏を始めた
〜〜〜〜〜〜〜〜♪
「うむ!さすが余の妹よ!素晴らしい演奏だな!」
「凄い綺麗な旋律です………こんな音、聞いた事ないです…………!」
「フフ………相変わらず、上手いね、プリネ。」
プリネの演奏――『星の在り処』を聞いているリフィアやツーヤ、ペルルは微笑んでいた。
「まさかこんな所で役立つとは思わなかったな………今後産まれて来る我が子孫達の教育はお前に任せた方がいいかもしれんな。」
「そ、そんな………私なんかが恐れ多いです………」
「そうか?プリゾアから学んだお前ならできると思うが。」
リウイはプリネにどんな教育を施すかを考えたペテレーネを褒め、褒められたペテレーネは恥ずかしそうな表情をしていた。
「…………………」
一方アムドシアスは真剣な表情で黙って聞いていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜♪
そして演奏は終わった。
「………以上です。いかがでしたでしょうか?」
演奏を終えたプリネはアムドシアスを見た。
「もう一度、今のを頼む!」
「え?は、はあ………」
アムドシアスの頼みにプリネは戸惑いながらまた、『星の在り処』を弾き始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜♪
プリネが弾き始めるとなんとアムドシアスが突如異空間より小さな竪琴を出して、プリネの曲と同じ曲を弾き始めた!
「おお!よくわからんが、凄い事になってきたな!」
「え〜と……この後、
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