第21話
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そして博士は一人で勝手に頷いていた。
「もう、博士ったら1人で納得しないでよ〜」
「いや、お前さんたちの調査に協力してやろうと思ってな。お前さんたちはヴォルフ砦に調査に向かうがいい。その間に『良い物』を用意しよう。」
「そ、それは助かるけど……。『良い物』って一体何なの?」
博士の話を聞いたエステルは博士が用意する物が気になって尋ねた。
「むふふ。それは後のお楽しみじゃ。それではさっそく中央工房に行こうかの。ティータも手伝ってくれんか?」
「あ、うん……。ごめんなさい。お姉ちゃん、ミントちゃん、アガットさん。せっかく久しぶりに会えたのに……」
博士に頼まれたティータは頷いた後、申し訳なさそうな表情で謝った。
「あはは、いいって。とりあえずティータの顔を見れただけでも嬉しかったしね。」
「うん!ミント、ティータちゃんとまた会えて、凄く嬉しいよ!」
「エステルお姉ちゃん、ミントちゃん……」
「ま、しばらくツァイスを拠点に仕事をするだろうからな。ゆっくりできる機会はあるだろ。」
「エヘヘ、そうですよね。あのあの、みなさんもお構いできなくてごめんなさい。」
アガットの言葉に頷いたティータはクロ―ゼとオリビエを見て、言った。
「ふふ、とんでもないです。」
「フッ、機会があったらまた寄らせてもらうよ。その時はぜひともボクのことをお兄ちゃんと……」
「だ〜から、アンタはやめい!」
未だに諦めていないオリビエにエステルはすかさず突っ込んだ。
「あ、あはは……それじゃあ、またあとで!」
「準備ができしだい、ギルドに連絡するからの!」
そして博士とティータは中央工房に向かった。
その後エステル達は他の仕事を手分けして片付けた後、ヴォルフ砦に向かい、兵士達から地震や不審者についての話を聞いた後、さらにセントハイム門でも地震が起こったのでそちらでの話も聞いた後ツァイス市に戻って来た…………
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