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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第138話
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ーにテロリスト達が爆弾を仕掛けると予測しているのですか!?」

ヴァイスの指示を聞いたロイドとエリィは驚き、ダドリーは戸惑いの表情でヴァイスを見つめた後ある事に気付いて血相を変えた。



「いえ、私が予測しているのは爆弾を”仕掛ける”のではなく、”持ってくる”と睨んでいるわ。」

「”仕掛ける”のではなく、”持ってくる”、ですか?」

「ルファ姉、どういう事なんだ?」

ルファディエルの推測を聞いたノエルは戸惑い、ロイドは尋ねた。



「―――私は明日の”通商会議”の間にテロリスト達が仕掛けてくると思っているわ。」

「ええっ!?」

「馬鹿なっ!?タワー内、近辺は勿論そうだが、会議中のVIP達に対する警備は完璧の布陣だぞ!?」

「まさか現在予定している警備の配置に隙があるのか?」

ルファディエルの推測を聞いたロイドは驚き、ダドリーは信じられない表情で声を上げ、セルゲイは真剣な表情で尋ねた。



「何を寝ぼけた事を言っているんだ?あるだろうが、空を飛ぶ手段を持っていれば警備の隙をつかなくても堂々とオルキスタワーに入って来れる場所が。」

「空を飛ぶ手段―――飛行艇による屋上からの侵入か!」

「た、確かにクロスベルの警備隊には飛行艇はありませんから、空の守りに関してはがら空きですよね……」

ヴァイスの問いかけを聞いて何かを察したランディは声を上げ、ノエルは不安そうな表情をした。



「いや……そうならないように自治州領空に侵入する不審な飛行船を捕捉するための対空レーダーが設置してあるから空からの侵入等不可能だ。」

ノエルの不安を否定するかのようにダドリーは真剣な表情で答えたが

「とは言っても破壊されたり、ハッキングされては使い物にならなくなりますけどね。」

「!!」

「あ……」

「た、確かに対空レーダーが設置してある施設にハッキングをすればレーダーの設定等も変更できますから、可能ですね……」

「なるほど。もしさっきのハッカーがハッキングをすれば、対空レーダーの施設も無力化されるね。」

アルの推測を聞いて血相を変え、エリィは呆けた表情になり、ティオは複雑そうな表情で答え、ティオの話を聞いたワジは真剣な表情になった。



「クッ、こうしてはいられん!すぐにでも屋上や対空レーダーの施設の警備の強化やハッキング対策をしなくては……!」

そしてダドリーは真剣な表情で叫んで行動を開始しようとしたが

「止めとけ。ハッキング対策を万全にしていたハッカーを相手にハッキングをする相手に対するハッキング対策等現状では不可能の上、飛行艇に搭載されてある導力砲による遠距離砲撃かもしくは狙撃でもされたら無駄な死傷者が出る上、
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