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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第135話
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トをかけたんだ!それで、万が一それが破られたら導力ネットの遠隔接続実験の時にアラートを送るようにしてて……そのアラートが今日来てんだよ!」

「それは……」

「……君がプロテクトをかけた端末をハッキングした者がいる。つまりそういうことだね?」

「ああ、そういうことさ!かなりのハッカーなのは間違いない!とにかくとっ捕まえて2度と触らせないで欲しいんだ!」

「ったく、自分の事は棚に上げて勝手な事を言ってやがるな。」

ワジに尋ねられ、答えた後自分達に依頼するヨナの話にランディは呆れ

「でも、かなりのハッカーって……ちょっと心配ね。」

エリィは不安そうな表情をし

「ああ、レンは今日の昼前にクロスベルに到着したから違うだろうし、ロバーツ主任とも思えない。とりあえず見て来るからまた後で連絡してきてくれ。」

エリィの言葉に頷いたロイドはヨナに依頼を受ける事を了承し

「ああ、頼んだぜ!」

ロイドの了承の言葉を聞いたヨナは通信を止めた。



「なんだ、行くのか?」

「ええ、念のため。何だったら俺一人で見に行って来てもいいですし。」

「おいおい……無茶言うなよ。」

「そうね……いるのがハッカーだけとは限らないでしょうし。」

「ご一緒します!」

「――待て。私も同行しておこう。」

ロイド達がそれぞれ目的地に向かおうとするとダドリーが意外な申し出をした。



「え……」

「へえ、どんな風の吹き回しだい?」

提案を聞いたロイドは驚き、ワジは興味深そうな表情で尋ねた。



「フン、通商会議を前にしてイレギュラーな要素は少しでも把握しておきたいというだけだ。時間が惜しい、とっとと行くぞ。」

「わ、わかりました。」

「フフ、それじゃあ軽く、食後の運動と行きますか。」

「課長、キーアちゃん、それでは行ってきます。」

「おお、せいぜい気を付けろ。」

「いってらっしゃーい。」

その後ロイド達はダドリーと共にジオフロントB区画に潜り、かつてヨナがいた端末室に向かった。



一方ロイド達が行動を開始したその頃、リィン達は遅めの夕食を取ろうとしていた。



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