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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第135話
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調整した方がいいかもしれんな……」

その様子を見ていたダドリーは呆れて溜息を吐いた後真剣な表情で考え込んだ。

「やはり正念場は明日……『通商会議』の本番ですか。」

「ああ、明後日の午後には首脳達も帰国する……何かあるとしたら明日の可能性が高いだろう。」

「たしか………会議は昼からでしたね?」

「ああ、午後1時からオルキスタワー35Fにある『国際会議場』で行われる。それから一度休憩を挟んで夕方くらいまで続く予定だ。」

「となると、その会議中、首脳連中を守り抜けばいいのか?」

「いや、オルキスタワー内部には万全の警備体制が敷かれている。ビル自体のセキュリティもあるし、会議中はむしろ安全だろう。」

「加えて会場警備にはアリオスも参加する予定だ。それもギルドの立会いとして通商会議の場にいるそうだから安心といえば安心だな。」

「そうなんですか……」

「となると、会議の前後が一番危ないかもしれませんね。」

セルゲイの話を聞いたエリィは明るい表情で頷き、ノエルは考え込み

「タワーから出てきたところで遠くからターンって狙撃とかね。」

ワジは静かな笑みを浮かべて意見を言った。



「正直、それが一番恐いパターンではあるよな……」

ワジの推測を聞いたロイドは疲れた表情で頷いた。

「……そう言えばプリネ姫とルクセンベール卿はどうした?確か”特別実習”とやらでお前達と行動をしているのではなかったのか?」

その時ある事を思い出したダドリーはロイド達に尋ねた。

「あ、はい。何でも局長達と一緒にオリヴァルト皇子達に相談したい事があるとかで……後は今日の”特別実習”に関するレポートも纏めないといけないそうですから、合流は明日の朝になるそうです。」

「……という事は二人が”特別実習”でウチに来たのは、局長達も関係しているようだな……」

「状況から考えて間違いなくそうでしょうね。全く、局長達を含めた”六銃士”が有能なのは認めますが、独断行動や秘密主義が多いのはいい加減にして欲しいものです。」

ロイドの話を聞いたセルゲイは考え込み、ダドリーは頷いた後疲れた表情で溜息を吐き

「クク、前局長と前司令がいた時の警察や警備隊の頃と比べればよっぽどマシじゃねぇか。実際今の局長達が上層部にいるおかげでお前達も動きやすくなっているだろう?」

「それはそうですが……」

口元に笑みを浮かべて言ったセルゲイの意見を聞き、複雑そうな表情をした。



「ねえねえ、ロイドー。」

するとその時キーアが部屋に入って来た。

「あ、ぶすっとしたオジサンだ!」

ダドリーを見たキーアは声を上げ、キーアの言葉を聞いたロイド達は冷や汗をかき

「……相変わ
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