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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第135話
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ファ姉の話だと”黒月”と”赤い星座”をクロスベルから一掃し、さらにエレボニアとカルバードの2大国がクロスベルに手を出しにくい状況にする策と言っていましたが……」
「馬鹿なっ!?信じられんっ!そのような事、普通に考えて不可能だぞ!?」
「ほう……?どうやら今までとは比べものにならないくらいの大規模な策になりそうだな……………とにかく、市長や警備隊にも話をしておく。……局長と親しいギュランドロス司令も残りの”六銃士”達と独自で局長達と共に動きそうだから、一応ソーニャの方にも話しておく。」
そしてロイドの話を聞いたダドリーは驚きの表情で声を上げ、セルゲイは目を丸くした後ダドリーに言った。
「ええ、そちらはお任せします。―――それにしても。お前達があの”アルセイユ”に乗ったと聞いた時には耳を疑ったぞ。しかも国賓クラスの4人からそこまでの話を聞いてくるとは………」
セルゲイの言葉に頷いたダドリーはロイド達を睨んだ。
「はは、一課の方でも当然チェックしていましたか。」
「ま、こっちも突然だったんだから目くじら立てないで欲しいッスね。」
睨まれたロイドは苦笑し、ランディは口元に笑みを浮かべて答えた。
「ええい、突然だろうが、そういう時は上に相談してから招待を受けるかどうかをだな……!」
2人の答えを聞いたダドリーは怒鳴ったが
「クク、ありきたりの対応をコイツらにやらせてどうすんだ?呼びつけた相手も規格外みたいだし、ちょうど良いってところだろ。それに
警察
(
おれたち
)
のトップの局長やその秘書のアル警視も一緒にいたから、”一応”上には相談してあるだろう。」
「ぐっ………」
セルゲイの話を聞いて唸って黙り込んだ。
「いや〜、でも確かに変わったお姫様達と皇子だったよな。特にオリヴァルト皇子ってのがあんな変人だとは思わなかったぜ。」
「失礼よ、ランディ。確かに愉快と言うか……とても軽妙な方ではあったけど。」
笑顔でオリヴァルト皇子に対する感想を言うランディを注意したエリィは苦笑し
「でも、色々なことをよく考えてる人だとは思う。あの護衛してた少佐もかなりの腕前だったみたいだし。」
「それに、クローディア姫とユリア准佐は素敵でしたね………!姫殿下は気さくだけど気品があってユリア准佐はもう凛としてて……!」
「ふふ、ちゃんと妹さんの分までサインを貰えたみたいじゃない?」
興奮している様子で語るノエルにワジは静かな笑みを浮かべて尋ね
「ど、どうしてそれを……」
尋ねられたノエルは驚いた。
「……まったく。まあいい――――テロリストの存在や両国の思惑がわかっただけでも収穫というものだ。少々、明日の警備シフトを
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