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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜遊撃士訓練への参加要請〜前篇
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付いたリンは血相を変えてレーヴェを見つめ、メティサーナから離れたエオリアは不思議そうな表情で二人を見つめた。

「えっと、手短に話しますが―――」

そしてロイド達は”トールズ士官学院”に入学し、特科クラス”Z組”に所属しているプリネ達が”特別実習”という形で”通商会議”の間だけ、”特務支援課”の手伝いをしている事を説明した。



「トールズ士官学院特科クラス”Z組”。―――”紫電(エクレール)”が担任を受け持っている例のクラスか。」

「そう言えば、クラスメイトにプリネ姫達がいる上、副担任の”剣帝”をこき使いまくっているって話を聞いた事があるわね……」

事情を聞き終えたリンとエオリアは納得した様子でプリネとレーヴェを見つめ

「うふっ♪上司にいびられて大変ね♪」

「…………………」

「ア、アハハ……」

エオリアの話を聞いたからかいの表情になったエルファティシアに見つめられて黙り込んでいるレーヴェを見たプリネは冷や汗をかいて苦笑していた。



「ハ、ハハ……」

「そ、そう言えばちょっとだけ気になっていたんだけど、他のクラスメイトの方達の”特別実習”という実習はどこで行っているのかしら?」

その様子を見守っていたロイドは苦笑し、エリィは話を変える為にプリネに尋ねた。



「他の”Z組”の人達は今でしたら”ガレリア要塞”で”特別実習”をしているはずですよ。」

「”ガレリア要塞”……!」

「”列車砲”が搭載されてある例の要塞ね。」

「ど、どうしてそんな所で実習を……!?」

プリネの説明を聞いたロイドは驚き、エオリアは真剣な表情で呟き、エリィは信じられない表情で尋ねた。



「まあ、士官学院って言ったら軍人のタマゴを育てる所だからね。よく考えたらおかしな話ではないよ。」

「確かに言われてみればそうですね……」

リンの推測にエリィは静かに頷き

「そう言えばサラとやらとエステル達は知り合いのようだが、やはり遊撃士同士として、エオリア達も顔見知りなのか?」

「ええ、サラさんとはエレボニア帝国の出張の仕事の時に少しの間だけ組んだ事があるわ。」

「へ………」

「士官学院の担任が遊撃士ですか……?」

メティサーナの質問に答えたエオリアの話を聞いたロイドは呆け、エリィは不思議そうな表情で尋ねた。



「ああ。2年前の襲撃事件のせいで帝国の圧力によってエレボニア内の遊撃士協会はほとんど休業状態でね。元遊撃士達は他の地方の支部に移ったり、他の職に就職したりしているんだ。それで”紫電(エクレール)”―――サラ・バレスタインもその一人さ。」

「まあ、そのエレボニアに圧力をかけられた原因はどこかの誰かさんが育
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