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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜レン皇女との面会協力〜
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のですので……私達には必要ない物ですからどうか遠慮なくお受け取り下さい。」

「……わかりました。大切に使わせて頂きます。」

ハロルドの説明を聞いたロイドは頷き

「それでは私達はこれで失礼します。」

「今日は本当にありがとうございました……!このご恩は一生忘れません……!」

「ばいばい〜!」

ハロルドとソフィアは頭を深く下げた後コリンと共にロイド達から去って行った。



「……これでハロルドさん達もようやく肩の荷が降りたでしょうね。」

「フフ、ティオちゃん達が帰ってきたら教えてあげないとね。」

ハロルド達を見送ったロイドは口元に笑みを浮かべ、エリィは微笑み

「それにしてもあの娘もよくもまあ、あんな大金を用意したものね。それも借金の額と同額だなんて絶対狙ってやったのでしょうね。」

エルファティシアは苦笑しながら言った。

「ハハ……本当にあの娘には驚かされるよな。―――さてと。それじゃあ、そろそろ行こうか。」

ロイドは苦笑した後仲間達を促し、次の支援要請を受ける為に次の依頼者の元に向かった。



〜グロリアス・甲板〜



「あ〜あ……何であんな約束をしちゃったのかしら?やっぱりエステルやロイドお兄さん達の影響かしら?」

ロイド達がIBCから去ったその頃レンは甲板で手すりに背を預け、空を見上げながら苦笑しながら呟き

「フフ……プリネの優しさがうつったのかもしれんぞ?」

隣にいたリフィアは口元に笑みを浮かべて指摘し

「…………そうね………………そういう事にしておきましょう。だって、レンはプリネお姉様の妹なんだから…………フフ…………」

リフィアの言葉を聞いたレンは静かな笑みを浮かべて頷いた後優しげな微笑みを浮かべて空を見上げていた……………………



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