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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜前篇
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「―――すみません。”特務支援課”の者ですが、貴女が依頼人のエリゼさんですか?」
「はい、お手数をかけて申し訳ないのですが、実は―――――――あ。」
ロイドに話しかけられたエリゼは振り向いた後プリネとレーヴェに気付いて呆けた声を出した。
「え、えっと、久しぶり……という訳でもないですね。今月の初めの”特別実習”でも会ってますし。」
「”聖魔皇女”のお目付け役、いつもご苦労な事だ。」
プリネは苦笑し、レーヴェは静かな笑みを浮かべて言った。
「プリネ姫、レオンハルト少佐……そう言えばお二人とルクセンベール卿は”通商会議”の期間中の”特別実習”はクロスベルの”特務支援課”に滞在する予定でしたね。――――でしたら、既に支援課の皆様も私が依頼を出した探してきて欲しい”お嬢様”が誰なのか、もうお察しはついていると思われるのですが……」
予想外の人物達がロイド達と一緒にいる事にエリゼは目を丸くした後ある事を思い出してすぐに気を取り直して、ロイド達を見つめ
「え、ええ。」
「だって、プリネ達本人から貴女の事を聞かされたんだから、”お嬢様”が誰なのか、わかるわよ。」
「リフィア殿下ですよね?」
エリゼの問いかけにロイド達はそれぞれ苦笑しながら答えた。
「はい。―――ご紹介が遅れました。リフィア殿下の専属侍女長を務めているエリゼ・シュバルツァーと申します。どうぞお見知り置きをお願いします。」
「ど、どうもご丁寧に。クロスベル警察”特務支援課”のリーダーを務めているロイド・バニングスです。」
「クロスベル警察”特務支援課”のサブリーダーを務めるエリィ・マクダエルと申します。よろしくお願いします。」
「エルファティシア・ノウゲートよ。よろしくね。」
「それで早速依頼内容について詳しくお聞きしたいのですが……」
互いに自己紹介を終えたロイドは真剣な表情でエリゼを見つめた。
「はい。実は少し目を離した隙にリフィア殿下に逃げられてしまったのです。フウ…………」
「に、逃げ……っ!?」
「あ、相変わらず型破りな方なのですね。」
「うふっ♪中々お茶目な性格をしているようね、そのリフィア皇女とやらは♪」
「お茶目で済めばまだ可愛いほうですよ……」
「全くだな。」
疲れた表情で溜息を吐いたエリゼの話を聞いたロイドは表情を引き攣らせ、エリィは冷や汗をかいて苦笑し、からかいの表情で言ったエルファティシアの言葉を聞いたプリネは疲れた表情で肩を落とし、レーヴェは呆れた表情で言った。
「と、とりあえず話はわかりました。リフィア殿下の行きそうな場所に心当たりはないでしょうか?」
そして気を取り直したロイド
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