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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第134話
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は重々しい様子を纏って答えた。
「と、父さん!?」
クレイグ中将の弱気な発言にエリオットは驚き
「なっ!?中将閣下ともあろう方が何を弱気な事を仰っているんですか!?」
ナイトハルト少佐は信じられない表情で声を上げた。
「――ならば、ナイトハルトよ。お前は今のエレボニア帝国軍があの”力”に対抗できると本気で思っているのか?戦車どころか軍用飛行艇の砲撃すらも無傷で防ぎ、戦車や飛行艇を容易に破壊するまさに”無敵かつ最強”と言ってもおかしくない相手に。実際に戦えば、攻撃も通じない相手に一矢すら報いる事もできずに、ただ悪戯に兵を死なせるだけだぞ。」
「それは………」
しかしクレイグ中将の指摘に反論がないナイトハルト少佐は複雑そうな表情で黙り込んだ。
「うふふ、そろそろ終わりにしてあげましょ♪」
「キャハッ♪一つ一つ潰して行くのもめんどくさくなってきたもんね♪」
そしてベルフェゴールとエヴリーヌはそれぞれ空中で大魔術の詠唱を開始し、滞空して動かない二人を好機と判断した残りのアハツェンは次々と砲撃したがそれぞれの膨大な魔力による結界に守られている二人は傷一つつかなかった。
「――全部潰す!闇の深淵にて重苦に藻掻き蠢く雷よ………」
エヴリーヌが大魔術の詠唱を始めると、突如空の上の雲の中から巨大な球体が雷をほとばしらせ、ゆっくりとアハツェンの部隊の頭上へと降りて来た。
「彼の者に驟雨の如く打ち付けよ………!グラビティ―――――ブレス!!」
そしてアハツェンの部隊に降りて来た球体は周囲にあるアハツェンの残骸も包み込んで雷を迸らせ、最後には爆発し雷を全方向へと飛ばしてさらに広範囲のアハツェン達を巻き添えにすると共に大地震を起こして消えた!エヴリーヌの大魔術――グラビティブレスの威力はすさまじく、アハツェン達がいた場所は巨大なクレーターとなり、塵一つすら残っていなかった!
「うふふ、私の情熱の炎に耐えられるかしら?我焦がれ、いざなうは焦熱への儀式!そに捧げるは、炎帝の抱擁!!」
ベルフェゴールが詠唱を終えると、戦場全体に煉獄の炎が包み込み
「―――――イフリート――――キャレス!!」
そしてベルフェゴールの声を合図に、巨大な火柱が空に向かって上がると共に戦場にあるアハツェンと軍用飛行艇の残骸や、まだ残っているアハツェンを全て焼き尽くし、炎が消えると、地面は黒焦げになり、アハツェンや軍用飛行艇は塵すら残っていなかった!
「……………………………」
二人の大魔術の威力をその目に焼き付けた全員は呆けた表情で黙り込んだ。
「ふわ〜あ。つまんない戦いだったね。」
「まあ、”神”や”魔神”以外が相手ならあ
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