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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第132話
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はヴァイスですね。」
静かな笑みを浮かべるヴァイスをアルは感心した様子で見つめた。
「ねーねー、もしかしてプリネたちはシエンカに入るのー?」
「ええ。数日間だけどね。」
「わ〜!よろしくねー♪」
「うん、よろしく。」
「……短い間になるが世話になる。」
プリネの答えを聞いてはしゃぐキーアをツーヤは微笑ましそうに見つめ、レーヴェは静かな笑みを浮かべて言った。その後自己紹介をし合ったロイド達だったが、エリィがある疑問を口にした。
「そう言えば……プリネさん達のお話では”Z組”というクラスは貴族、平民が混じっているクラスだと聞いたけど……」
「ええ。有名どころで言えば”四大名門”のご子息に帝都知事のご子息、それと”ラインフォルトグループ”の会長のご息女や後は”光の剣匠”のご息女もクラスメイトにいますよ。」
「ラ、”ラインフォルトグループ”の会長のご息女までいるんですか!?」
「しかも”光の剣匠”って言ったら”剣聖”と並ぶと言われているとんでもない武人だぞ!?」
「フフ、この支援課すら比べ物にならないような色々と”ワケあり”なメンバーが集まっているねぇ?」
エリィの疑問に答えたプリネの説明を聞いたノエルやランディは驚き、ワジは静かな笑みを浮かべ
「ええっ!?し、”四大名門”と帝都知事と言えば、”貴族派”と”革命派”の主要人物達じゃない!」
「よく問題とか起こらなかったな……」
エリィと共に驚いていたロイドは目を丸くした。
「え、えっと、それは……」
「……しばくの間、仲違いで本当に苦労しましたよ……」
ロイドの言葉にプリネは苦笑し、ツーヤは疲れた表情で溜息を吐き
「フッ。………―――それと”闘神の息子”。お前にとっては顔見知りかもしれない者もZ組のクラスメイトだぞ。」
「だからその呼び方は止めろっつーの。……で、誰なんだよ?」
ツーヤの様子を静かな笑みを浮かべて見つめていたレーヴェはランディに視線を向け、ランディは疲れた表情で答えた後不思議そうな表情で尋ねた。
「―――”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”だ。」
「ハアッ!?”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”だと!?オイオイオイオイ……!なんでそんな奴まで士官学院なんかに通っているんだ!?」
「ランディ?」
「もしかしてその”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”って人を知っているのかしら?」
レーヴェの答えを聞いて血相を変えた後疲れた表情で声を上げたランディの様子にロイドは首を傾げ、エリィは尋ねた。
「ああ。”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”っつったら、”西風の旅団”に所属している腕利きの女猟兵だ。年齢は確かティオすけと大し
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