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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第130話
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、ああいうタイプは表で笑って裏で何を考えているかわからないタイプだ。――――俺やエルファティシアのようにな。」

「うふっ♪確かにそうね♪」

ヴァイスは不敵な笑みを浮かべて呟き、ヴァイスの言葉にエルファティシアは頷き

「きょ、局長…………」

「アハハ、同類だからわかるってヤツ?」

「ワジ君だって同類でしょうが……」

「確かにこいつも何考えているか、サッパリわかんねぇしな……」

2人の会話を聞いていたロイドは冷や汗をかき、ワジは笑顔で言い、ワジの話を聞いたノエルとランディは呆れた表情で指摘した。



「フフ、でもルファディエルさんよりはマシと思うけど?確か聞いた話だと、支援課ができた当初から随分とえぐい作戦で大きな事件を起こした犯人達を嵌めまくったり、上層部の弱味を握って君達を守っていたんだろう?」

「うっ……」

「え、えっと……」

「馬鹿野郎!ルファディエル姐さんはそこが素敵なんだろうが!」

「あの腹黒女みたいな奴がこれ以上増えたら、こっちが堪ったもんじゃねーよ。」

口元に笑みを浮かべたワジに視線を向けられたロイドは冷や汗をかいて唸り、エリィは苦笑し、ランディはワジを睨んで指摘し、セルゲイは疲れた表情で溜息を吐いた。



「でも、リベールのクローディア姫はさすがに気品がありましたよね。一緒にいたユリア准佐もすっごく格好よかったですし!」

「ああ、リベール王国の王室親衛隊の女性隊長だっけ?何でもそのスジじゃ、熱狂的なファンがいるらしいけど。」

興奮した様子で言ったノエルを面白そうに見ていたワジは静かな笑みを浮かべて尋ねた。

「う、うん……そうだけど。」

「あはは……私もちょっとファンだったりして。」

尋ねられたノエルは苦笑しながら頷き、エリィも苦笑しながら頷いた。



「へえ、そうなのか?」

「なんだなんだ〜?お嬢、そういう趣味だったのかよ?」

「別に趣味ってわけじゃないけど……その、前にリベールに滞在した時、王室親衛隊のパレードを見物して……写真集なんかも出ていたらから思わず買っちゃったのよね。」

「な、なるほど。」

「それ、後で見せて下さい!」

エリィの話を聞いたロイドは苦笑しながら頷き、ノエルは真剣な表情で言い

「あはは……うん、いいわよ。」

ノエルの言葉にエリィは苦笑しながら答えた。



「やれやれ、嘆かわしいねぇ。」

「フフ、男装の麗人は一種のロマンだからねぇ。僕としてはエレボニアの皇子殿下も結構気になったけどね。」

同性に憧れるノエルの様子にランディは溜息を吐き、ワジは静かな笑みを浮かべて言った。



「オリヴァルト皇子か……最近、わりと
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