暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第127話
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
け
「……正気か……?」
「なんて物々しい雰囲気……」
ユーシスは信じられない表情をし、セレーネは不安そうな表情をし
「こ、これが……”ガレリア要塞”……」
「……これが全て鉄とコンクリートでできているのか……」
「ど、どれだけのミラをつぎ込んでいるのよ……」
エマやガイウス、アリサは驚きの表情で見つめていた。
「ハハ、予想通りだったか。」
「無理もないよ……僕だって同じだったもん。」
「まあ、クロスベル側はほとんど崖になってるけど。」
「でも、列車砲がある場所は向こうに突き出してるんだよねー。」
「……サラ教官。この場所で俺達に何を見せるつもりですか?」
「―――決まってるわ。”軍隊”というものの本質……その根底にある”チカラ”がどういったものであるのか―――これ以上ないくらい解かりやすく見せてあげるわ。」
その後列車はガレリア要塞に停車し、リィン達は降車した。
〜ホーム〜
リィン達が降車すると列車から作業員達が出て来た。
「あの人達は……?」
「整備員や出入りの業者ね。あまりに巨大な要塞だから関係者も少なくないのよ。」
「……なるほど。」
「ちょっとした街くらいはありそうな雰囲気ね……」
リィンの質問に答えたサラ教官の話を聞いたラウラは頷き、アリサは呆れた表情で溜息を吐いた。
「たしかこの先は……”クロスベル市”でしたか。」
「こんな軍事施設のすぐ先に巨大な貿易都市があるんですね……」
「ええ、ここから30分くらいね。通商会議が開かれる”超高層ビル”っていうのもこの要塞の屋上から見えるわよ。」
「う”ー……エヴリーヌもあの列車に乗ってクロスベルに行きたかったな〜。」
エヴリーヌが去って行った列車を見つめて不満げに呟いたその時
「――来たか。」
ナイトハルト教官がリィン達に近づいてきた。
「あ……」
「あ……ナイトハルト教官!」
「どうも教官……いえ、ナイトハルト少佐殿。トールズ士官学院1年特科クラス”Z組”。担任教官を含め、マーシルン、ルクセンベール、副担任を除いた全員の到着を報告します。」
「11:30―――了解した。ようこそ”ガレリア要塞”へ。」
サラ教官の敬礼に対し、ナイトハルト教官も敬礼で答えた。
「改めて―――帝国軍・第四機甲師団に所属するナイトハルト少佐だ。実習期間中、お前達の案内役、および特別講義の教官を担当する。それでは付いてくるがいい―――」
その後リィン達はナイトハルト少佐の案内によって、要塞内を進み、自分達が泊まる部屋に荷物を置いた後会議室に向かった。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ