外伝〜それぞれの道へ〜
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し、あの者に再び出会った時、貴方と再会した事や今回の事を話してあげますわ。」
ウィルの頼みにフィニリィは快く引き受けた。
「フフ………それにしてもあ奴が契約するほどの娘子………一度、会ってみたいものよ。」
狐伯蓮は異世界にいるサエラブが契約した人物――エステルに興味を持っていた。
「メンフィルとユイドラが交流し合う時が来れば、エステルとも会う日が来るかもしれんな!さて………余達もそろそろ帰還しようぞ、リウイ!」
「ああ。………お前達の”道”を陰ながら応援しているぞ、”匠王”。」
「そっちもね。………武器が完成すれば君達にもらったこの”帰還の耳飾り”を使って必ずそっちに持って行くよ!だからそれまで、お元気で!」
リウイとウィルは握手をした。そしてリウイ達はウィル達に見送られ、ユイドラを去り、街道の分かれ道まで来た。
〜セテトリ地方・某所〜
「さて………私とフォーチュラ殿はここから別の道を辿って、それぞれの場所へ帰還します、リウイ様。」
「そうか………………先ほどの件………本気なのか?」
「先ほどの件といいますと………光と闇、そして神殺しと共に生きていく事ですか?」
「ああ。………かつてシルフィアは俺達を信じ、お前達から破門され、そして逝った。下手をすればお前も同じような目に遭うかもしれないのだぞ?」
「確かにそうかもしれないですね………でも、私は信じています。人はみな、分かり合える事を。」
リウイの忠告に対し、ロカは凛とした表情で答えた。
「…………そうか。」
ロカの答えを聞いたリウイは口元に笑みを浮かべた。
「それではこれで失礼します。………またいつか、あなた達と邂逅するその時が来るまで、みなさん、お元気で。」
「みなさんのこれからにルリエンのご加護を………」
そしてロカとフォーチュラはリウイ達と別れ、別の街道へと行った。
「………俺達も行くか。」
「うむ!ここからだとレンストが近いな!まず、レンストで休んで、その後冥き途に向かおうぞ!」
リウイの言葉に頷いたリフィアはある提案をした。
「………待て。何のために冥き途に向かう?もう、あそこに用はないのだぞ?」
リフィアの提案を聞いたリウイは一瞬イリーナを見た後、首を傾げて尋ねた。
「忘れたか?ツーヤやイリーナ、そしてプリネにさまざまな世界を見せるためだ!それにプリネは門番の2人と仲がいいと聞くぞ?違うか?」
「はい。リタさんやナベリウスさんと会うのも本当に久しぶりです………私の為にありがとうございます。」
リフィアの答えを聞いたプリネは頷き、リフィアにお礼を言った。
「………まあいいだろう。”あいつ”の足取りを教え
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