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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜それぞれの道へ〜
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イリーナは輝き始めた光の玉に気付いて、プリネを起こした。

「え………あ………!光の玉が……!」

やがて光の玉は強烈な光を走らせた後、光がなくなり始め、球体の中に一人の黒髪の美しい女性が裸で眠っていた。

「もしかして………ツーヤ………?」

ツーヤの面影を残す女性を見て、プリネは呟いた。そして女性は目を覚ました。

「マスター…………」

「!その声!やっぱり、ツーヤなのね!?」

球体の中から起き上がり、自分を見つめている女性――ツーヤの声を聞いたプリネは驚いた。

「はい。………今まで見守ってくれてありがとうございました………イリーナさんもマスターと一緒に見守ってくれてありがとうございます。マスターとイリーナさんの優しい気持ち………繭の外から一杯伝わってきました………」

「そう………フフ………それにしても、立派に成長したわね。」

ツーヤの言葉を聞きイリーナは成長したツーヤを見て、苦笑した。

「?そうでしょうか………?少しはマスターに近付いていればいいのですけど………」

「ツ、ツーヤ…………貴女の今のスタイル………私やイリーナさんどころかカーリアン様をも超えているんじゃないかしら………?」

プリネはツーヤのスタイルを見て、冷や汗をかいた。大人になったツーヤの今のスタイルは幼かった頃と違い、背はプリネ並にあり、腰はほっそりとしていて、逆に胸はスタイルが自慢のカーリアンとも並ぶかそれ以上に胸が大きかった。

「そういえば………さっきから気になったんだけど、その”マスター”っていう呼び方………私の事かしら?」

「はい。……成長したお陰でようやく『竜化』も出来るようになりました。……これからも存分にあたしをお使い下さい、マスター。」

「フフ………ありがとう。これからも期待しているわね。」

「はい、マスター。」



そしてプリネ達はツーヤの服を用意した後、リウイ達にも知らせた。成長したツーヤを見て、驚いたリウイ達だったが、ツーヤの成長を祝福した。ちなみにカーリアンはツーヤのスタイルを見て、自分が負けた事に軽くショックを受けていて、それを見たファーミシルスがカーリアンを馬鹿にして、2人は口喧嘩を始め、最終的にリウイによって収められた。そしてその後、数日間リウイ達はウィル達の仲間と手合わせや互いの技を教え合う等の修行をした後、ついにメンフィルに帰還する時が来た。

〜工匠都市ユイドラ・正門〜



「さて………と。数日間、世話になったな、ウィル。」

「セテトリの葡萄………一杯食べさせてくれて、ありがとう。」

「こちらこそ。ユエラ達にとっても、いい刺激になったようだし。」

見送りに来たウィル達にリウイ達の中にいたリフィアやエヴリーヌは順番にウ
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