外伝〜それぞれの戦い〜後篇
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の娘は我と同族の者で間違いないな?」
「!!やはり、わかるのですか?」
「フン。それぐらいの事、造作もない。」
ガプタールが一発でツーヤの正体を当てた事にプリネは驚き、ガプタールは鼻を鳴らして答えた。
「あの………できれば私達にもわかりやすい説明をして頂けないでしょうか?」
「いいだろう。………まず、その娘はこの我と同じ”竜”だ。」
セラウィの問いにガプタールは答えた。
「ええええ〜!?この娘が”竜”!?」
エミリッタはツーヤの正体を知り、大声をあげて驚いた。
「それでガプタール様………この娘は………ツーヤはまた元の元気な姿に戻るのでしょうか?」
驚いているエミリッタを気にせず、プリネは藁をもすがる思いでガプタールに尋ねた。
「フム…………元の姿になるというか………その娘は”成長”しようとしているのだ。」
「”成長”…………ですか?」
ガプタールの口から出た意外な答えにプリネは驚いた。
「ウム。我等竜族はお前達のようにゆっくりと成長せず、成竜になる際は今の様に体調を崩し、そして最終的に繭に包まれ、その中で成長するのだ。今、その娘の額に紋章が輝いている。それがその証拠だ。」
「あ…………確かに……………」
ガプタールの答えを聞いたプリネは何かの紋章が浮かび上がっているツーヤの額を見て、驚いた。
「詳しい話は後だ………今はベッドに運んでやるがいい。」
「はい!」
そしてプリネは自分が泊まっている宿屋のベッドにツーヤを運んで行った………………
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