外伝〜それぞれの戦い〜前篇
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少しは楽しませて………よね!!」
セオビットは凶悪な笑みを浮かべながら黒々と燃える魔剣を横薙ぎの構えをした後回転斬りを放って、自分を囲む複数の敵の身体を真っ二つにし
「降り注げ、氷柱!氷垢螺の氷柱!!」
さらに魔術を放って、巨大な氷柱を敵の頭上に発生させ、それらを落として大量の敵を頭ごと潰した!
「キャハッ♪数年前と比べて、随分戦えるようになったね、レン。」
「うふふ♪それほどでもないわよ♪」
エヴリーヌに褒められたレンは嬉しさを隠せない表情で答えた。
「ふふっ……人間の子供の割にはそこそこやるようね。………まあ、この私に比べればまだまだだけど。」
「む〜……だったら、もっと頑張ってセオビットお姉様にも褒めてもらうよう強くなるわ!」
セオビットの答えを聞いたレンは頬を膨らませて答えた。
「………お姉様?」
レンの自分に対する呼び方にセオビットは首を傾げた。
「そうよ。うふふ………もしかして違う呼び方のほうがいいかしら?」
「(お姉様か………初めて呼ばれたけど悪くない気分だわ。)好きにしなさい。まあ、その内”お母様”になるかもしれないけどね。ふふっ………」
セオビットは男性を魅了するような妖艶な笑みを浮かべてレンに言った。
「あら♪その言い方からするともう、パパに抱かれたのかしら?」
「ふふっ………年のわりにはませているわね。………想像に任せるわ。」
「………言っとくけど、エヴリーヌはもっと前にお兄ちゃんに抱かれているからね。」
セオビットとレンの会話を聞いていたエヴリーヌは面白くなさそうな表情で言った。
「ふふっ………順番なんて関係ないわ。要は結果を………父様の子供を身籠ればいいだけでしょ?………この戦いで戦果を上げて、早速父様に褒美として抱いてもらわないとね♪」
「………それはエヴリーヌのセリフだよ。魔神のエヴリーヌに勝てると思っているの?」
「ふふっ………種族の差なんか関係ないわ。……要は手柄を貴女よりたてればいいだけじゃない。」
「………ふ〜ん………エヴリーヌ相手にそんな事を言う奴、初めて見たよ。」
セオビットの挑発に乗ったかのようにエヴリーヌはセオビットを睨んだ。
「ねえねえ、2人とも!レン、いい事を考えたんだけど!!」
「いい事?」
「何かしら?」
そこにレンが手を上げて、2人を自分に注目させた。
「ここは3人で協力して、レン達の周りの敵を全部殲滅しましょ♪そしたらパパ、レン達が仲良くしている事に褒めてくれるし、敵も一杯殲滅した事も褒めてくれるから、その時ご褒美をねだればいいと聞いてくれると思うから一石三鳥よ!」
「「………………」」
レンの提案を聞い
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