外伝〜闇王の器〜
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半魔人であろうと。」
「なっ………!正気!?さっきまで戦っていた相手に手を差し伸べるなんて………!」
セオビットは驚いてリウイを見ていた。
「ああ。”闇夜の眷属”と”人間”の共存………それが俺が心から愛した者と誓い、目指している理想だ。お前も”闇夜の眷属”の一人。二度と俺達に敵対しないと誓うなら、お前も受け入れる。」
「……………………」
どことなく優しさが混じっているリウイの顔をセオビットは少しの間見ていた後、やがて涙を流し始めた。
「う………ううっ………うあ…………うあああああああ………………!」
そしてリウイの胸に飛び込み、大声で泣いた。自分が無意識に求めていた”居場所”や自分を認めてくれる人ができた事の嬉しさや求めていた父の大らかな優しさを初めて受けた事にセオビットはリウイの胸で泣き続けた。
「やれやれ………見た目と反して、まだまだ子供だな…………これならまだ、エヴリーヌの方が大人だな………」
セオビットに抱きつかれたリウイは苦笑しながらセオビットの頭を優しく撫でていた。そしてしばらくの間泣いていたセオビットは泣き止んだ後、顔を上げてリウイを見た後、唐突に自分の唇をリウイの唇と合わせた。
「むっ!?」
「ん……………ちゅ………」
セオビットの行動に驚いたリウイは唇から舌をからめてくるセオビットにされるがままになった。
「ふふ………今のが私の初めてよ………光栄に思いなさい………」
そしてリウイとの深い口づけを終えたセオビットはリウイに微笑んだ後リウイから離れ、自分の服を脱ぎ、母親譲りの綺麗な肌や胸を隠す事なくリウイに見せた。
「………おい、何のつもりだ。」
「ふふっ………わかっている癖に………私の処女を………操を……貴方に捧げるわ………貴方の僕として……」
セオビットの行動に戸惑っているリウイにセオビットは魅惑的な微笑みでリウイに言った。
「………まだ、戦闘は続いているんだぞ。そんな事は後にしろ。」
「あら。さっきの貴方との戦闘で私の魔力はそんなに残っていないわ。新しい戦力をすぐに投入したいのなら、私を抱いて、魔力を分けたほうがいいでしょう?」
呆れている様子のリウイにセオビットは悪びれもなく言った。
「………俺の使い魔になるつもりか?共に来いとは言ったが………」
「ふふっ……私の心を奪ったんだから、絶対に貴方の傍から離れないつもりよ……まずは奉仕をしてあげるわね………」
そしてセオビットはリウイに処女を捧げ、リウイと契約してリウイの使い魔になり、リウイの魔力と同化した。
「フッ…………エヴリーヌがもう一人増えた気分だな…………セオビット!」
契約を終えたリウイは苦笑した後、新たな使い
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