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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜闇王の器〜
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持っている利き腕を斬られ、悲鳴を上げた後、後ろに大きく飛んで後退し、斬られて血を流している腕の部分をもう片方の腕で血を抑えていた。

「………もう一度、言ってみろ。…………我が戦友達を愚弄するつもりなら塵も残さず、貴様を消し飛ばす!」

リウイは闘気や怒気、魔力を最大限に纏いながらセオビットにレイピアを向け、睨みながら叫んだ。

「ウ………ウアアアアアアアア!!消えなさいっ!ヴォア・ラクテッ!!」

最大限の闘気や怒気、そして魔力を纏ったリウイに睨まれ、レイピアを向けられたセオビットはとてつもない恐怖を感じ、脅えの叫びをあげながら片手にとてつもない魔力を込め、リウイに放った!上位暗黒魔術、ティルワンをも超える暗黒の霧による波動がリウイを襲った!

「我が魔の力に呑まれよっ!魔血の目覚め!!」

しかしリウイは大技を放って、セオビットの魔術を吹き飛ばした!セオビットの魔術を吹き飛ばした魔の力が籠った衝撃波は消えず、セオビットを襲った!

「なっ!?キャアアアアアアアアア!!………ガハッ!?………………」

リウイに付けられた傷によってその場を動けなかったセオビットは衝撃波をまともに喰らい、悲鳴をあげながら自分が放った魔術によってできた氷柱に穴を空け、森の奥まで吹き飛ばされた!



〜工匠都市ユイドラ・森〜



「グッ……そ、そんな……この私が手も足も出ないなんて………」

吹き飛ばされたセオビットは立ち上がる事も出来ず、その場で蹲って信じられない思いで呻いていた。

「もう終わりか?」

そこにリウイがゆっくりとセオビットに近付いて来た。

「ヒッ!来ないで!」

近付いて来るリウイに悲鳴を上げたセオビットは痛む腕を無視して魔剣を震ったが

「ハッ!」

リウイはレイピアを震って、セオビットの手から魔剣を弾き飛ばした!弾き飛ばされた魔剣は近くの地面に刺さった。

「……………………」

武器を弾き飛ばされたセオビットは少しの間、弾き飛ばされた状態で放心した。

「ふふっ……まさかこの私を追い詰める者がこの世に存在するなんてね………止めを刺すなり、犯すなり、好きにしなさい………それが敗者の定めよ………」

そしてセオビットは自暴自棄になり、抵抗する事を諦めた。

「……………………………」

抵抗を諦めているセオビットを見て、リウイは両目を閉じて考えた後、やがて目を見開いて尋ねた。

「どうやって過去から”この時代”に来た。」

「ふふっ…………これから死に行く者に聞いても無駄な事を……まあ、いいわ…………」

そしてセオビットはリウイに時代を超えた理由を説明した。



セオビットは幼い頃から母には興味がなかったが、父の事は心から尊
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