外伝〜英雄達の戦い〜
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思いしりなさい!」
「フフ………この私相手に戦果を競うとはね…………いいわ!そちらこそ、誇り高く、闇夜の眷属の中でも高位たる飛天魔の力………思い知るがいいわ!」
挑戦的なエリザスレインの言葉に不敵に笑ったファーミシルスも同じように挑戦的な表情でエリザスレインを見て言った。そして2人は戦果を競うがごとく、空の敵陣へ攻撃を仕掛けた!
「存在を抹消してあげる!光槍神撃!!」
エリザスレインが持っている杖に魔力を込めて振ると、無数の光の槍が魔物達の頭上に現れ、それらが雨のように降り注ぎ、次々と魔物達を絶命させていった!
「消えなさい!強酸の暗礁壁!!……連接剣の恐ろしさ………その身で味わいなさい!」
ファーミシルスは魔術や連接剣を巧みに駆使して、エリザスレインの活躍に負けないがごとく一瞬で次々と大量の魔物達を撃破していった!そして2人は互いの背中を合わせた。
「そこそこやるようだけど…………それが貴女の本気かしら?」
「フフ………今のはただの小手調べよ。そういうそちらこそ、第5位を冠するわりには大した事、ないわね?」
2人はお互いの顔は見ず、お互いを挑発をしていた。
「フフ………その言葉、そっくりお返しするわ!」
そしてエリザスレインは魔物の大群の中心地へ飛んで行き、大きく息を吸って歌い出した!
「我が聖なる歌声に聞ける事、光栄に思いながら、浄化しなさい!♪〜〜〜〜〜〜〜」
エリザスレインだけが歌う事ができる聖なる歌――天使の聖歌を聞いたユイドラを襲う魔物達はある者は苦しみながら絶命し、またある者は混乱して同士討ちを始めた!そしてエリザスレインと同じようにファーミシルスも敵陣の中心に突っ込み、大技を放った!
「魔の力よ!我が剣に宿り、我が仇名す者達を薙ぎ払え!暗礁回転剣武!!」
ファーミシルスは連接剣に暗黒の魔力を宿した後、連接剣を最大に伸ばして鞭のように振るって周囲の魔物達を薙ぎ払い、消滅させて行った!相容れない存在ながら2人は競うがごとく、次々と魔物達を滅して行った!
「………なに、あれ〜。喧嘩しそうだったわりには結構仲が良いように見えるんだけど……」
ペルルは競うかのように連携しているようにも見えるエリザスレインとファーミシルスを呆れた表情で見ていた。
「フフ…………そうですね。あの方も昔と比べて、随分変わったものですね…………」
ペルルの呟きにメロディアーナは頷いた後、遠い目で昔を思い出していた。
「そういうメロディアーナや私だって、変わったじゃない!」
そこにシャルティがメロディアーナの所に飛んで来て言った。
「そうですね…………それも全てウィルの影響でしょうね。」
「そうだな。相容れない存在の
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