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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第二十話 立場と名とその意味
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るほど時の流れを遅く感じる。もっと早く動けと自分を叱咤する。創造を使わせてはならないと己に言い聞かせる。
「そは誰も知らず 届かぬ 至高の創造 (Da keiner dich ergruenden mag, Und alle deinen hohen Werke )
我が渇望こそが原初の荘厳 (Sind herrlich wie am ersten Tag. )」
ああ、間に合わない。それを察した彼は己の武器を取り出す。最善が駄目なら事前の策を敵を止めれぬならば耐えれるほどに自らを強固にすればいい。
「ゆっくり急げ (Festina lente. )」
アウグストゥス。この名を意味するは何なのか。それはローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの名であり、意味を「尊厳のある者」という。彼がこの名を冠する上で彼の謳い上げた名言は彼の能力となって己が身に宿った。
先程までの焦りはもはや存在しない。彼は己の心を既に落ち着かせた。ならば後は藤井蓮を止めるのみ。届きはしない。だが決して遥かなる高みでもないのだ。止めれると、そう核心して待ち構える。
「創造――― (Briah―― )
美麗刹那・序曲 (Eine Faust ouvert?re )」
刹那、時間が延びるような感覚を感じる。二者は再び互いに持ちうる火力をぶつけ合う事となった。
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