野良猫とマタタビと女将と魔女と
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にゃが輩は野良猫である。名はもうにゃい。
にゃが輩は以前『マタタビ』が好物と言った事を覚えてるかにゃ? あれは……嘘にゃ! にゃらにゃんで言ったかとにゃ?
それは、なんとにゃくにゃ。だから別ににゃが輩はマタタビにゃんて
「あれー? 食べないの?ならさげるよ?」
駄目にゃ! これはにゃが輩のものにゃ……はっ!? 嘘にゃよ? にゃが輩はマタタビをくれるから貰ってくれるから仕方にゃく『仕方にゃく』貰ってやってるだけにゃ
「にゃ! にゃ!」
「あら? やっぱり食べるの?」
ふぅーマタタビを取り返したにゃ。
にゃて、この少女……いや妖女は女将ことミスティア・ローレライ……夜雀の妖怪だ。 あと歌がうまいにゃ。
「でも、不思議ねー」
「にゃ?」
「あんたが店の前に居るときはお客さんがわんさか来るのに居ないとぼちぼちになるのよね」
待つにゃ、最後の方に「目を見えなくさせて店に呼びこむのもありね」ってボソッと呟いたのが聞こえたにゃ。それは犯罪じゃにゃいのか!?
「でも、今はあんたがいるからどうでもい話ね」
お気楽な奴にゃ、まぁ、今日はこの店に来る奴を観察するにゃ。
ポク
ポクポク
チーン
「にゃ」
客が多すぎて誰が誰だかわかんねえにゃ?! まさか宴会でもしてるのかにゃ?
「お? お前はよく博麗神社に居る『スカーレット二世』じゃないか」
にゃ?! この声は……にゃが輩に巫山戯た名前を付けた張本人じゃにゃいか!!
にゃ……確かあれは紅魔の主がにゃが輩を『ペットにする! 名前をつけるの手伝いなさい!』っていう我が儘が原因だったにゃ? 多数決でにゃぜか『スカーレット二世』になったが、因みに紅魔の主ら『モケーレムベンベ』だったかにゃ?
そういえば、この黒白エプロンの少女は普通・・・の泥……魔法使い霧雨魔理沙だったはずにゃ
「にゃ」
「おいおい……プイって感じでそっぽ向くなよ。魔理沙さん泣いちゃうぜ?」
「にゃぁあ」
酒飲みながら言われてもなんとも思わないにゃ。
「冗談だよ、そういえばレミリアがお前を探してたぜ? 会いに行ってやったらどうだ、仮にもお前の主人なんだろ?」
「にぁ゛ぁ゛あ゛」
にゃが輩はペットじゃにゃいにゃ!
「そう怒んなって、私はもう行くよ」
「にゃぁあ」
「あ! スカーレット二世!」
「にゃ?! 」
この声は……!
つづく
野良猫手帳
夜雀の怪
名前 ミスティア・ローレライ
能力 歌で人を狂わせる程度の能力
普通の魔法使い
名前 霧雨魔理沙
能力 魔法を使う程度の能力
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