暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-E移ろいゆく季節〜Determination of Testarossa〜
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†††Sideアリシア†††
フェイトが執務官、そしてわたしが執務官補佐になってから1年ちょっと。今日はお母さんのリンディ提督、お兄ちゃんのクロノ、そして今はまだただの同僚なエイミィが乗るアースラに臨時の戦力として乗艦して、今日もまた事件解決に奔走した。
未だに嘱託だからそんなに忙しくはないけど、でも次元艦に乗って(任務によって乗る艦はまちまち)結構遠い世界に行くことも増えてきちゃったから、学校を休むことが多くなったし、取れる休みの日もバラバラ。だからチーム海鳴のみんなと逢うのは基本的に学校だけになってきてる。それが少し、ううん、かなり寂しい。
「アリシア。今回の事件の報告書、本局に着くまでに終わらせておいてね」
「ほーい」
一応はわたしの上官になる妹(うん、妹。これ大事なことね♪)のフェイトからそう言われたわたしは返事をして、早速書類の作成に入る。お姉ちゃんとして補佐官として、フェイトの夢を支えるのがわたしの役目だから、迷惑はかけられないよね。
「フェイト〜、アリシア〜、お茶だよ〜」
小さな子供姿になってるアルフがえっちらおっちらとトレイを持って、アースラの居住区に作ったまま残ってるわたしとフェイトの部屋にやって来た。フェイトと2人で「ありがとう、アルフ」お礼を言って、トレイからコップを取った。
「ふぅ。零すんじゃないかって冷や冷やしたけど、なんとか持って来れたな」
トレイをデスクに置いたアルフがそう言って汗を拭う仕草をした。だからわたしは「仕事の時以外にもフルフォームに戻ればいいのに」って言ってみた。執務官としての仕事中には、アルフも昔みたく大人姿のフルフォームになる。で、普段は小っこい子供フォーム&子犬フォームになる。
「いやまぁ、フェイトも魔導師ランクSになるし、魔力の量もグッと増えたけどさ。でもやっぱりあたしの維持にはどうしても魔力を消費しちまうだろ? だったら普段くらいは、フェイトの負担を減らそうって思ってさ」
使い魔を維持するのは、使い魔を生んだ魔導師自身の魔力だ。だからアルフが大人姿になると、その分フェイトの魔力の消費が大きくなる。とは言っても、アルフはとっても優秀な子だから、その消費量はフェイトの魔力量におけるたった数%なんだけどね。だから「そんなこと気にしないのに」フェイトもそう言う。
「いんや。こいつはあたしの使い魔としての意思だからさ。このまんまで良いんだよ。ま、そういうわけさ、アリシア」
「ん。そっか」
アルフを交えてお喋りしながら報告書を作成を続けること20分。最初に「ふぅ。終わった」フェイトが終わって、さらに数分後に「お〜わり!」わたしも無事にお仕事終了。背筋を伸ばして凝った筋肉をほぐす。そんなところに・・・
『クロノだ。すまないが本局へ戻る前
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