第20話(1章終了)
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たち、女神さま達に毎日お祈りします!ヨシュアさんが早く帰ってきますようにって!」
「ボクもお祈りする〜!」
「きっとかなえてくれるの〜。」
「「みんな……」」
「ふふ、ありがとう。」
マリィ達の暖かい心使いにエステルとミント、クロ―ゼは感動し、微笑んだ。
「ついでにあたしたちも女神様に祈らせてもらうわ。エステル、クローゼ、ミントちゃん。くれぐれも気を付けてね。」
「頑張るのはいいが無理して危険な目には遭うなよ。そんな事になったら、あいつ、自分が許せなくなるだろうからな。」
「ジル、ハンス君……」
「うん!わかった!」
「うん……。肝に銘じておくわね。」
ジルとハンスに励まされ、エステル達は頷いた。
「エステルさん、クローゼの事、どうかよろしくお願いします。しっかりしているように見えてもろいところがある娘ですから……」
「せ、先生……」
テレサの言葉を聞いたクロ―ゼは恥ずかしそうな表情をした。
「えへへ、任せてください。といっても、あたしの方が色々助けられちゃいそうだけど。」
「ふふ……。クローゼはこれを機会に自分を見つめ直せるといいわね。自分のすべきことが何なのか焦らず答えを出すといいでしょう。」
「はい……わかりました。」
テレサの事簿を聞いたクロ―ゼは凛とした表情で頷いた。
「遊撃士と学生……どちらも目指すべき道がある。2人とも、これまでの日々でじゅうぶん力を養ってきたはずだ。己の力を過信せずに使いこなせるようになるといい。そうすれば必ずや困難な道も乗り越えられるだろう。」
「「はい!」」
そしてコリンズの言葉にエステルとクロ―ゼは力強く頷いた。
ツァイス方面行き定期飛行船、『セシリア号』まもなく離陸します。ご利用の方はお急ぎください
「あ、いけない……!」
出発のアナウンスを聞いたエステル達は急いで、定期船に乗り込んだ。
「それじゃあ、またね!」
「みんな……お元気で。」
「今度来る時は絶対、ツーヤちゃんも連れてくるね!」
「姉ちゃんたちも元気でな!」
「土産話とヨシュア君、期待して待ってるからね!」
そして定期船はツァイスに向けて、飛び去った。
一方その頃、ディアーネ達を追い払ったユイドラ軍だったが、数日後に今までとは比べ物にならないほどの大軍がユイドラに迫っていた…………
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