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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第17話
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るんだから、保護者のお前がしっかりしなくてどうする。」

「う、うーん……。あれっ……」

ミントとアガットの言葉に悩んだエステルは窓に目を向けた時、ある事に気付いた。



「エステルさん?どうしたんですか?」

「うん……。窓の外に何か見えたような。」

クロ―ゼに尋ねられたエステルは答えた後、窓の縁に近寄って、窓の先を見た。

「白っぽい影だったからジークだと思うんだけど……。………………………………白い影?」

エステルが窓の先を見るとそこには仮面をかぶり、白いマントを着た人物が宙を舞っていて、エステルに気付くとお辞儀をした後、旧校舎のほうに飛んでいった。

「………………………」

「エステルさん?どうなさったんですか?」

「ママ?顔が真っ青だよ?どこか具合が悪いの?」

エステルの様子を見て心配したクロ―ゼとミントは尋ねた。

「あは……あはははは……。う、う〜ん……」

そしてエステルは笑いながら崩れ落ちて気絶した。

「お、おい!?」

「ママ!?」

「エステルさん!大丈夫ですか!?」

崩れ落ちたエステルを見てアガット達は驚いた後、駆け寄り、そしてアガットがエステルを寮のベッドまで運んだ。



〜女子寮〜



「……テルさん……。エステル……きて……」

「………マ……目………さま………」

「ん……。あれ……」

途切れ途切れに聞こえて来る2人の声にエステルは目を覚ました。

「あ、エステルちゃん!」

「ママ!!」

「よかった……。目を覚ましたんですね。あの、気分はどうですか?」

エステルが起きた事にドロシーとミントは喜び、クロ―ゼは尋ねた。

「うん……悪くないけど。……………あれ……ここ女子寮よね?どうしてこんな所で……」

そしてエステルはベッドから身を起こしてベッドから離れた。ベッドから離れたエステルはすぐに直前にあった事を思い出した。

「あ、あたし!窓の外に『白い影』を見て!それでっ……!」

「はあ……。やっぱり幽霊を見たわけね。」

「ママ、お化けさんを見たの!?」

エステルの説明を聞いたジルとミントは驚いた。

「エステルさん……。その『白い影』というのはどのような姿をしていましたか?」

一方クロ―ゼは冷静な様子で尋ねた。

「う、うん……。古めかしい衣装を着た、仮面をかぶった男の人で……。白くてボーッと光りながら空中をくるくる踊っていて……。旧校舎の方に飛んで行っちゃった。」

「ポーリィが見た時と同じだ………」

「ふえ〜、ずいぶん楽しそうな幽霊さんだねぇ。」

「各地で目撃されたという『白い影』の証言と同じですね。」

「それ
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