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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第126話
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だから、私達もメンフィル帝国の所属扱いにしたのでしょうね。)
(別に身分等興味はありませんが、人々が住む世界で大国の後ろ盾はあっても損ではありませんから、私達も客将という立場を受け入れているのですよ。それに基本、私達は自由にしていいとのことですし。)
(お二人はともかく私が客人扱いされるなんて、正直畏れ多い話ですけどね……)
「(そんな事があったら、真っ先に俺に言ってくれよ!?)ハア……今、ベルフェゴール達に聞いたら確かにエヴリーヌさんの言う通り、ベルフェゴール達はメンフィル帝国に”客将”扱いされている。」
ベルフェゴール達の念話を聞いたリィンは疲れた表情で指摘した後仲間達に言った。
「ええっ!?ベ、ベルフェゴールさん達がですか!?」
「……何故そんな事になったのだ?」
そしてリィンは仲間達にベルフェゴール達が客将扱いされた経緯を説明した。
「……なるほど。彼女達の実力はメンフィルも無視できない程という事か。」
「実力があるだけで、ロクに調べる事もせずに”客将”扱いにするとは幾ら”実力主義”とはいえ、呆れた対応だな。」
事情を聞き終えたガイウスは頷き、ユーシスは呆れた表情で答えた。
「ま、そういう訳だからエヴリーヌとベルフェゴールがめんどくさいけど、”魔神”の力をちょっとだけ見せてあげるんだ。」
「”力”を見せるというが具体的にどのような事をするのだ?」
ある事を疑問に思ったラウラは不思議そうな表情で尋ねた。
「さあ?――――ま、相手が戦車の部隊だろうとエヴリーヌ達―――”魔神”にとっては紙屑同然だけどね?キャハッ♪」
そして不敵な笑みを浮かべたエヴリーヌの普通ならありえない発言に指摘するリィン達だったが、魔神―――ベルフェゴールの圧倒的な力の一端を見た事があり、エヴリーヌの発言通りになる事は冗談になっていない事に気付いていたミリアムを除いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。その後列車はケルディックに到着し、リィン達はケルディックで下車した。
同日、9:30――――
〜ケルディック駅〜
リィン達がケルディック駅に下車すると”鉄道憲兵隊”がそれぞれの配置につきながら、乗客たちを誘導していた。
「これは……」
「……物々しいな。」
「どうやら鉄道憲兵隊が警備をしてるみたいですけど……」
「ああ、ひょっとして―――」
「ふふっ、奇遇ですね。」
駅構内の物々しい雰囲気にリィン達が戸惑っていたその時、クレア大尉がリィン達に声をかけて近づいてきた。
「クレア大尉……!」
「あー、クレアだ!ひょっとしてボクに会いに来たとか?」
「ふふ、偶
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