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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第126話
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さの導力砲らしい。」
「うーん、あれは凄いよねー。まさに鉄のカタマリって感じでボクも圧倒されちゃったもん。」
「って、ミリアム……!」
「”列車砲”をその目で見た事があるんですか?」
ミリアムの発言にリィンは仲間達と共に驚き、エマは目を丸くして尋ねた。
「うん、オジサンに案内されてクレアやレクターと一緒にね。『大崩壊以降、人が持つに至った最大級の破壊力を秘めた兵器だ。それがこの場所に置かれたことの”意味”を考えてみるといい』そんなことを言ってたかなー。」
「この場所におかれたことの”意味”か……」
「フン、思わせぶりな男だ。……そういえばちょうど今日からだったな。あの男とが、オリヴァルト殿下とクロスベル自治州に向かうのは。」
「”西ゼムリア通商会議”か。」
「そしてツーヤお姉様達の特別実習の地でもある場所ですね。」
「ハア、エヴリーヌもリウイお兄ちゃんから言われた下らない依頼をするより、そっちで特別実習をしたかったよ。」
「え……」
「リウイ陛下の依頼だと?」
「一体何を頼まれたのだ?」
エヴリーヌが呟いた言葉を聞いたリィンは呆け、ユーシスは眉を顰め、ラウラは真剣な表情で尋ねた。
「んー、まあこれは言ってもいいって言われているから別に話しても大丈夫か。――――今から行く要塞で、エレボニア帝国軍にエヴリーヌ……というか、”魔神”の力を見せてあげてだって。」
「ええっ!?」
「どうしてそのような事を……」
エヴリーヌの説明を聞いたエマは驚き、セレーネは不安そうな表情をし
「んー、オジサン、前々から”闇夜の眷属”で”最強”を誇る”魔神”って種族の力がどんなものか知りたいからオリヴァルト皇子を通して依頼したそうだよ?」
「オズボーン宰相が……!」
「フン、あの男か。」
ミリアムの説明を聞いたリィンは驚き、ユーシスは鼻を鳴らした。
「……ていうか、何でリィンが知らないの?メンフィルからは客将扱いされているベルフェゴールがエヴリーヌと一緒にエレボニア帝国に”魔神”の力を見せてあげるのに。」
「ええっ!?(今の話は本当か、ベルフェゴール!?)」
エヴリーヌの話を聞いたリィンは驚いてベルフェゴールに念話を送った。
(ええ、この間プリネ達から私とリザイラは客将扱い、メサイアは客人扱いされているって知らされてね。で、エヴリーヌが言ってた通りメンフィルに頼まれたから請けてあげたのよ。)
(……何でそんな事になったんだ?)
(あら、”魔神”と”精霊王女”に対する敬意だと思うわよ?どっちも、その種族の中では”最強”を誇る力を持っているし。それに私達はメンフィル帝国に所属するご主人様の使い魔
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