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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第126話
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りと知っている様子だったよねー?あれって何で?」

「あ……」

「言われてみればエマさんはセリカさん達の話について行けている様子でしたね……」

「フン、リザイラの”領域”の時から、不可思議な現象について何か知っている様子だったな?」

その時ある事に気付いたミリアムの疑問を聞いたリィンは呆け、セレーネとユーシスの言葉に続くように仲間達はエマに注目した。



「え、えっと、その……私は昔から霊感が強くて、そう言った事も知っていまして……それと祖母の影響でお呪いにも多少の知識がありまして。意外と話についていけるものだと、自分でも驚いているんですよね。」

(ふふ、滅茶苦茶苦しい言い訳ね♪)

冷や汗をかきながら答えたエマの話を聞いたヴァレフォルは口元に笑みを浮かべ

「ふむ……?」

「怪しい……」

ガイウスは考え込み、エヴリーヌはジッとエマを見つめ

「まあ……そういうものか。」

「引っかかりはするがな。」

リィンとユーシスも無理矢理納得した様子でエマを見つめた。



「ともかく、今回の顛末はわたくしのほうからお館様に報告しておきましょう。皆様はこれから新たなる目的地に向かうとの事……どうかお気をつけていってらっしゃいませ。」

「ええ、ありがとうございます。」

「爺、達者でな。父上にもよろしく言っておいてくれ。」

「はい、お嬢様も。ご学友の皆様やセリカ様達ともまたお会いできるのを楽しみにしています。」

「こちらこそ。」

「その時はまた剣の相手にでもなってもらうとしよう。」

「ふふ、どうかお元気で。」

その後クラウスに見送られたリィン達は町の人達に別れの挨拶をした後列車に乗り込み、バリアハートで降りてバリアハートの空港から飛行船でクロスベルに向かうセリカ達に別れの挨拶を告げ、リィン達が乗る列車はケルディックに向かっていた。



〜列車内〜



「よし―――それじゃあ改めて今日からの日程を確認しよう。」

「この後、ケルディック駅でB班と合流……大陸横断鉄道を使って国境にある”ガレリア要塞”を目指すんですね。」

「”ガレリア要塞”……帝国正規軍の一大拠点にして東の脅威に備える巨大な防壁か。」

「馬鹿馬鹿しいほど巨大で大仰な要塞らしいな。かの”列車砲”が2門格納され、演習場も併設しているという。」

「”列車砲”……グエン老が悔いていた兵器か。」

「兵器……」

「ふあ〜あ……」

ガイウスが呟いた言葉を聞いたセレーネは不安そうな表情をし、興味がないエヴリーヌはあくびをした。



「ああ、東の共和国方面……正確には緩衝地帯である”クロスベル自治州”を射程に入れた化物じみた大き
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