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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第124話
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「大丈夫か?」

「う〜……結界のこと忘れてた……」

「確かに守られていたとしてもおかしくはなかったか……」

「待て、何か様子がおかしい………!」

その時球体の異変に気付いたガイウスが警告し、リィン達が球体を見つめると球体は震えていた。



「わわっ……!?」

「な、なんだあれ……!」

「凄まじいまでの力の奔流……!―――皆さん、離れてください!」

そしてエマが警告したその時、球体は杖を持った巨大な骸骨の魔物が現れた!



「あ、あれは……!?」

「ド、ドクロの魔物……?」

「”不死の(ノスフェラトゥ)”……!?こんなものまで顕現するなんて!!」

「”不死の王”ですか……!」

「フン、メティ達からすれば大した存在ではない!」

エマの説明を聞いたシュリは表情を厳しくし、メティサーナは勝ち誇った笑みを浮かべた。



「くふっ♪少しは楽しめそうだね♪」

強敵の存在にエヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべ

「今までの敵とは格が段違いのようだ……!ユリアン、カルノ、後ろへ!」

「ひゃああっ!?」

「わあ〜っ!!」

ラウラの指示を聞いた子供達は後ろへと下がったが

「オォォォオ……!」

「「わあああああっ!?」」

なんと子供達を逃がさないかのように、部屋中に多くの霊体や不死者の魔物達が現れた!



現れた魔物達は子供達を襲いかかってきたが

「危ない!」

「させるかっ!」

シュリが銃撃で怯ませた後メティサーナが大鎌で真っ二つにして滅して子供達を庇うような位置で武器を構え

「――シュリ、メティ。お前達は子供達を守っていろ。すぐに片をつける。」

「はい!」

「了解した!」

セリカの指示に二人は頷き

「セレーネとガイウスもシュリさんとメティサーナさんを手伝って、子供達を守ってくれ!」

「はい!」

「承知!」

更にリィンの指示によってセレーネとガイウスも子供達に駆け寄ってメティサーナとシュリと共に子供達を中心に円陣を組んで周囲の魔物達を警戒していた。



「………………………」

一方アイドスは静かな表情で目を閉じて考え込んだ後愛剣の名を叫んだ!



「――星芒より出でよ、”真実の十字架(スティルヴァーレ)”!!」



アイドスの呼びかけに応えるかのように”真実の十字架(スティルヴァーレ)”は神々しい気をさらけ出しながらアイドスの手に収まり

「”スティルヴァーレ”だと!?」

アイドスが手に持つ神剣の名を聞いたセリカは血相を変え

「なんて霊圧……!」

「あれがアイドス様の”神剣”……!」


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