暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1318話
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――エリナだけに、やはり自分の裸を見られるというのはかなりの驚きだったのだろう。

「悪い、エリナが泊まっているのをすっかり忘れてた」

 普段なら気配を察知出来たりしたんだろうが、俺の家でもあるこのホワイトスターで、しかも寝起きだったのも影響して気が付かなかったのだろう。
 本当は昨夜の汚れを落としたかったんだけど、今はそんな事を言ってられないか。
 取りあえずこのままここにいるのではエリナも落ち着かないだろうと判断し、そのまま脱衣所を出て行く。





「お、アクセルじゃん。戻ってきてるって話は聞いてたけど、何でこんな場所にいるんだ?」

 湯船に浸かっている俺に声を掛けてきたのは、ムウ。
 こんな場所……いわゆる銭湯に俺がいるのが珍しかったのだろう。
 一応ホワイトスターの交流区画には銭湯があったりする。
 色々な世界から人が集まってきているし、夜になれば全員自分の世界に戻る事になっているのだが、いつ何が起きるか分からない以上銭湯のような場所もあった方がいいという判断からだ。
 技術班がお遊び的な感じで作ったこの銭湯は、お遊びで作ったとしても技術班が作った代物である以上は当然非常に高い技術で作られている。
 そうなると自然と人気は出て、それなりに賑わっているらしい。
 実際、まだ朝の8時過ぎだってのに、ある程度の人数がいるしな。
 中にはエルフの姿もあったりする。
 そして、ムウもそんな客の中にいた訳だ。

「ちょっと今うちの風呂場は使えなくてな」
「はぁ? まさか壊れたとか? いや、普通に考えてアクセルの家の風呂が壊れるとかはないか。そもそも壊れても、アクセルの家にはレモンとマリューがいるし」
「ま、色々とあるんだよ」

 実はナデシコ世界からの客が来ていて、その客が入っている風呂に乱入してしまったとはさすがに言えない。

「それより、ムウの方は何でここに? お前の家だって普通に風呂はあるだろ」

 影のゲートを使えば一瞬で移動出来る俺とは違い、ムウの場合はエアカーなりなんなりで移動してくる必要がある。
 そこまでして家から銭湯に来る理由が分からず尋ねたのだが……

「たまには広い風呂に入りたくなるんだよ。それに、俺は前から結構この銭湯には来てたぜ? ちなみに風呂上がりのお勧めはソフトクリームだ」
「そこは普通、牛乳とかコーヒー牛乳とかじゃないのか。いや、俺も牛乳とかはあまり飲まないけど」

 パンを食べている時に牛乳なら結構飲むんだけどな。特にあんパンに牛乳はジャスティスだ。

「それより、お前さんまた新しい女を連れてきたんだって? それも2人も。女好きは変わらないねぇ」

 湯船に浸かりながら、リラックスした表情で告げてくるムウに苦笑を浮かべる。

「俺が戻
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