外伝〜調査依頼、承ります〜(インターミッション終了)
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頼でも懇切丁寧に対応致しますわ。所長が小さな依頼を受けるのを楽しみにしていらっしゃる事くらい、わかっておりますから。」
「はは……よろしく頼むよ。」
カノーネの言葉にリシャールが微笑んだその時、飛行船が空港に着陸し、リシャールが飛行船に乗り込もうとしたその時ジークが飛んできてリシャールとカノーネの周りを飛び回った。
「君は………ジークか………?」
「ユ、ユリアのハヤブサ……!?」
ジークの登場に二人が驚いているとジークはリシャールの腕に止まった。
「ピューイ!」
「あ、厚かましくも閣下の腕に止まるなんて……キッ…………!」
「ピュ、ピューイ……!?」
カノーネに睨まれたジークは何故自分が睨まれるのか理解できず、戸惑い
「……カノーネ君、ガンを飛ばさないように。それと閣下は止めてくれ。」
その様子を見たリシャールは呆れた表情で指摘した。
「ピュピューイ!」
「???これを私に……?」
ジークの脚にくくりつけてあるメモに気づいたリシャールは不思議そうな表情でジークに訊ねた。
「ピュイピューイ!」
了承の意味でジークが鳴き声を上げるとリシャールはジークの脚にくくりつけてあったメモを取り上げて内容を読んだ。
「こ、これは………軍司令部からの書簡のようだな………」
「軍司令部から……?どうして親衛隊の伝令係がそんなものを………」
リシャールの答えを聞いたカノーネは不思議そうな表情をした。
「さて……何しろ人使いの荒い人だからね。………助かったよ、ジーク。この依頼、承知したと伝えておいてくれ。」
「ピューイ☆」
「あ、あの……所長……?その書簡はもしや……」
ジークをリシャールと共に見送ったカノーネはリシャールが持つメモの内容を察し、驚きの表情でリシャールを見つめ
「まあ、こういうことだ。」
リシャールはカノーネにメモを渡した後飛行船へと向かった。
「……出張、お疲れさん。王国軍としても”赤い星座”の動きは気になるからついでに探っておいて欲しい……」
「やれやれ……この情報は高くつきますよ、准将。」
カノーネが呆けた表情でメモの内容を読んでいる中、リシャールはメモに書かれた事を依頼した人物――――カシウスの顔を思い浮かべて苦笑した後飛行船に乗り込み、リシャールを乗せた飛行船は飛び去った………
そしてさらに約2ヶ月後、エレボニア領空を飛行する豪華飛行客船”ルシタニア号”……その船上の一角で新たな冒険の幕が開こうとしていた………!
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