外伝〜オーバルギア開発計画〜後篇
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解体し、エリカとティータは設計図を見直しながら話し合っていた。
「うう、そっか………最終チェックのときにわたしが気づかなきゃいけなかったのに………」
「………ティータ、まだここが原因だって決まったわけじゃないのよ。簡単に判断したりしないの。反省するのも責任を感じるのも原因を突き止めてからにしなさい。」
「う、うん……でもやっぱり………」
エリカの慰めの言葉にティータが暗そうな表情で頷いたその時
「ぐはっ………!?な、なんだこのハンマーは………?………あ、危ねえな………」
「うふふ、何だか悪意を感じるわね♪」
遠くから聞き覚えのある青年と少女の声が聞こえてきた。
「?あれ、今アガットさんとレンちゃんの声がしなかった?」
「さあ〜、気のせいじゃないかしら?」
声に気付いたティータは首を傾げて、声が聞こえた方向を見つめたがエリカは笑顔で誤魔化した。
「うーん、でも………そろそろ約束の時間だよね。……わたし、お料理を温めなおしておかなくちゃ。えへへ、アガットさんだけじゃなくまさか、レンちゃんも来るなんて………今日は泊まってもらって、レンちゃんには一緒に寝てもらおうっと!」
考え込んでいたティータだったが、気を取り直して嬉しそうな表情で台所に向かった。
「うぉっ………!?な、なぜ街路から槍が………!?」
「うふふ、さっきのハンマーといい、ティータのお家は素敵な歓迎で一杯ね♪よほど貴方が気に入られているのね♪」
ティータが台所に向かって少ししてから、また聞き覚えのある青年と少女の声が聞こえてきた。
「あー、エリカ。槍はやりすぎるかと思うんじゃがな………」
「そ、そうですね。せめて落とし穴くらいで………」
一方青年と少女の声を聞いたラッセル博士は呆れた表情で溜息を吐き、ダンが苦笑しながら指摘したその時
「あら。まさかレンまで歓迎されているなんて。」
「なっ!?くっ!」
少女の声が聞こえた後、青年の驚いた声がし、そして何かと何かがぶつかり合う音がして、さらに
「ぐがっ…………!?」
「クスクス、大丈夫かしら?」
「………ぐっ、この程度………って、テメェ!さっき飛んで来た矢をかわす為に俺を盾にしただろう!?」
「え〜、だってレンは”か弱い”女の子だもん♪男性は女性を守るのが役目でしょう?」
「テメェッ、俺と同じランクの癖によくそんなふざけた口が叩ける………うおぉっ!?また、いきなり上からハンマーが……!」
「うふふ、油断は禁物……!っと!!レンはそう簡単に引っかからないわよ♪」
再び青年と少女の声が聞こえてきた。
「………えっと。アガット君とレン君が到着するまでどのくらいかかりそう?彼とは
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