外伝〜オーバルギア開発計画〜後篇
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たのですが……ついていけない話題でも、頭ごなしに否定しない点は評価できるかもしれません。」
「クスクス、まあ、それがあのお兄さんの数少ない良い所よ♪」
「あ、あんたら何でそんな所に……!?つーかダン、あんたは屋上にいたんじゃ……」
いつの間にかラッセル博士とダンが、レン上の階層から見ていて、それに気付いたアガットは驚いた。
「……言わなかったかな。『実験』には立ち会うって。」
「(こ、こいつも何考えてんのか読めねえ……)それと、レン!お前まで何でそこにいるんだよ!?」
「あら、キリカお姉さんから聞いていないのかしら?オーバルギア関係の依頼でレンにもアガットお兄さんとは別口の依頼が来ている事を。」
「そ、そういやそんな事を言っていたが……まさか本当にこのオーバルギアって兵器の開発の為に金を出すつもりなのか……!?」
「うふふ、それは今から行われる実験の結果を見てからよ♪先に言っておくけどティータが友達だからって、評価を甘くしてお金を出すみたいなことはしないから安心していいわよ♪」
「何で俺が安心しなくちゃならないんだよ……」
「アガット・クロスナー!?シカトしてんじゃないわよ!!」
アガットがダンやレンと話しているとエリカがアガットを睨んで怒鳴った。そしてラッセル博士達も下の階層に降りてきて、アガット達に近づいて来た。
「まあ予定通り揃ったようじゃし。」
「そろそろ始めましょうか。」
「……えっと………??一応最終チェックは済ませておいたけど……?」
ラッセル博士とダンの言葉を聞いたティータは全員を見回した後ラッセル博士達の様子がおかしい事に気づいて戸惑った。
「ぬほほほほほほほ!!」
「ははははは………」
「おーほっほっほっほっ!!」
「何なんだ、この一家は……?」
「クスクス、ティータの家族はみんな、愉快な人達で賑やかね♪」
ティータ以外笑っているラッセル家の人間達を見たアガットは冷や汗をかいて溜息を吐き、レンはからかいの表情で見守っていた。その後ティータはエリカの指示によってオーバルギアに乗った。
「ティータ、どう?うまく操縦できそう?」
「うん、大丈夫。何度も練習したし……いつでも動かせるよ。」
「モニタリングシステム起動。データリンク、異常なしじゃ。」
「……準備が整いましたね。それではアガット君、これよりオーバルギアVer0,5の動作実験を開始する。心の準備はいいかな?」
「……ああ、任せとけ。ここまで来たら逃げも隠れもしねえさ。」
「ま、骨くらいは拾ってあげるから、ティータの為に頑張ってね♪」
オーバルギアの状態を確認した後のダンの念押しにアガット
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