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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第123話
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てアイドスを見つめた。



「それでアイドスだっけ?これからどうするの?」

「―――今後の身の振り方についてはまずこの城を出てから考えるわ。悪いけどこの城を出るまでの間、同行させてもらってもいいかしら?」

エヴリーヌに尋ねられたアイドスは答えた後リィン達を見つめ

「それは別に構いませんが、肝心の出入り口が結界に阻まれて脱出できないんですよね……どうやって脱出をすればいいのか、俺達も考えていたんです。」

リィンは困った表情で答えた。



「ふむ、そう言えばこの部屋にも結界がかかっていたはずだが……そなたたちはどうやってここまで入り込んだのだ?」

その時考え込んでいたラウラはある事に気付いて子供達に尋ねた。



「えと……ぼくたちが入ってきたときはここまで普通にこれたんです。とりあえず最上階を目指してたんですけど……」

「ここの部屋に入って、アイドスお姉さんを見つけた時にいきなりあたりが青白いモヤに包まれてさ。扉にも変な模様が現れて、戻ることもできなくて途方にくれてたんだよ。」

「要するに閉じ込められていたわけか……他の脱出ルートがあるわけでもなさそうだな。」

子供達の話を聞いたリィンは周囲を見回して考え込んだ。



「やっぱり、この状況をなんとかしないことには出るのは難しそうですね。正門の結界を解く方法が何かあると思うんですけど…………」

エマは呟いた後考え込み

「―――ちょっと待って。この城の最上階にこの城全体を覆っている力の源が感じられるわ。」

「なに……?」

「ふむ……そんなことがわかるのか?」

静かな表情で答えたアイドスの答えを聞いたユーシスは眉を顰め、ガイウスは不思議そうな表情で尋ね

「そりゃ女神なんだからそのくらいの事、わからない方がおかしいよ。エヴリーヌだって感じているんだから。」

「エ、エヴリーヌさん……わかっているなら、教えてくれてもいいじゃないですか……」

呆れた表情で答えたエヴリーヌの話を聞いたセレーネは疲れた表情で溜息を吐いた。



「とりあえず、最上階の力の源を何とかすればいいだけだな。」

アイドスの答えを聞いたセリカは上を見上げて呟き

「えっと……子供達はどうしましょう?」

「いっそ、何人か残しておくか?」

ある事に気付いたシュリはリィン達を見回し、メティサーナは尋ねた。



「別にそこまでしなくても、連れていってもいいんじゃないのー?これだけのメンツがいれば護衛も出来るだろうし。」

「危険はあるかもしれないが一理あるな……」

「二人とも、聞いた通りだが……ついてこられるか?」

ミリアムの提案に考え込んでいるリィンの様子を見た
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