2部分:第二章
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ゃあね」
「ああ、またな」
何だかんだで別れを告げて真一郎は学校に、メケは自分の家に向かう。だがどうしても真一郎にとっては腑に落ちない話であった。犬が人の言葉を話せて妖術も使える、長生きしているというだけで。
「何かなあ」
そのことに釈然としないまま学校に向かう。だがそれもすぐに頭の中から殆ど消えてしまっていた。行く途中で今彼が気にしている女の子と会えたからだ。彼女を見ているともうメケのことは忘れてしまっていた。彼が人の言葉を話すことも真一郎にした仕返しも。結局彼にとってはそういう程度のことでしかなかった。
犬の仕返し 完
2007・11・14
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